こんにちは、Findy Freelance を運営している @ma3tk です。
1年以上業務委託エンジニア向けの案件紹介サービス Findy Freelance を提供してきてよく企業の採用担当者様からいただく課題に対して解決策の1つをこのブログでお答えしてみます。
今回は特に挙がる「開発スピードが上がらない」をどう解決するかについて書いてみます。
目次
「開発スピードが上がらない」はフリーランスと副業で解決できる!
Findy Freelance を運営していてよくいただくエンジニア採用やプロダクト開発における課題として最も多いのが、「リリース期限までに開発が間に合わない」「作りたいものがたくさんあるが、エンジニアリソースが足りず、どうにかしたい」という課題です。
プロダクト開発をする上で、今までと変わらないエンジニアの工数が必要だったり、プロダクトが伸びてくるとそれに伴ってエンジニアの工数も増やし、サービス開発のスピードを上げる必要が出てきます。ただ、エンジニア採用がうまくいかずスピードが上がらないという課題が生じてきます。
昨今、エンジニア採用は激化・難化が特に見られます。正社員で開発を進めていきたいが、「今年の正社員エンジニアの採用人数は0人だった」等お話を聞くことがあり、エンジニア採用に対してどの企業も苦しい状況というのをひしひしと感じます。
Findy Freelance でエンジニア採用のために状況をお伺いする中で、結構エンジニア採用に困っている企業が多い反面、全く対極にエンジニア採用に困っていない企業があったりします。
この違いは実は、フリーランスと副業のエンジニアの採用がカギだったりします。詳しく書いてみます。
フリーランスがその悩みを解決できる
結論からすると、エンジニア採用がうまくいっていてサービス開発も十分スピードアップできている企業の特徴としては、まずフリーランスのエンジニアに業務委託として開発を依頼している企業が多いという傾向があります。正しくは、正社員もフリーランスのエンジニアも垣根なく探されているケースが多いです。
ここ数年で、エンジニアの働き方が変わってきており、優秀な正社員のエンジニアが「働き方を自由にしたい」「良い企業が見つかるまではフリーランスでやりたい」「年収を上げたい」と考えてフリーランスのエンジニアになる傾向が強くなっています。
そのため、正社員のエンジニアのみをターゲットとすると、
- その優秀層にアプローチができない
- 非IT領域の企業もエンジニア採用で競い合ってきている
- 人口減の日本社会
といった要素が重なり、採用に苦戦してしまう状況になります。
正社員のエンジニアのみだとアプローチから参画までおおよそ4〜6ヶ月程度必要ですが、フリーランスのエンジニアの特徴として、ジョインしてもらうまで平均して1ヶ月程度で契約を結ぶことができ、すぐに業務をお願いすることが可能です。
フリーランスのエンジニアも対象とすることで、優秀なエンジニアにアプローチができ、結果として開発スピードを上げていけるようになります。
副業もその悩みを解決できる
さらに開発が困っていない企業の特徴として、フリーランスだけではなく、副業のエンジニアに業務委託として作業を依頼していたりします。「副業してもいい」と解禁する企業は多くありますが、「副業を受け入れる」と宣言する企業はまだ少ない現状です。
その一方で、Findy でハイスキルなエンジニアにインタビューをしていると、優秀な人ほど「副業して実務経験を更に積みたい」と相談してくれることが多かったりします。
その状況を踏まえて副業も業務委託として受け入れてみると実は開発がうまくいくのではないか?と思っています。Findy 社としても正社員エンジニア3名に対し、フリーランス・副業の業務委託のエンジニアが8名ほどいる状況ですが、起業して3年弱、開発周りでスピードが遅くて困ったという状況にはいまだになったことがないくらいです。
そんな優秀なエンジニアの方も副業として経験を積む一方で、正社員としてベンチャーや新しい組織で働きたいと思うケースも出てくるかもしれません。Findy も正社員のエンジニア2名は実は副業からスタートして正社員になっています。
副業のエンジニアに中長期的なリファクタリングやバージョンアップをお願いすることで、中長期的な投資となり、エンジニアリングがとてもやりやすい環境を常に作り続け、全エンジニアにとって開発が止まらない状況を作ることができます。
フリーランス・副業を受け入れる上での課題
フリーランスのエンジニアの傾向として、
- 週2もしくは週3の業務委託を受ける
- リモートワークの有無を最重要視する(足切り条件)
- 報酬や仕事内容はある程度相談可能
となっていたりします。特にリモートワークはフリーランスのエンジニアとしてもはやデファクトになっています。
ただ、企業サイドとして、業務委託で受け入れる中で課題として出てくる中で挙がるのが、「リモートワークの許容」だったりします。対面で開発をしてきてうまくいった企業文化だったりすると、
- 口頭でコミュニケーションを取りたい
- リモートワークをそもそも企業でやっていない
- リモートワークだと本当に成果が出るかどうかがわからない
など疑問が生じるケースも有るかと思います。
これらは、
- 都度オンラインMTGの実施
- リモートワークを実験的にやってみる
- Slack等でのテキストコミュニケーションの活性化
により防げたりします。
上記のように、Findy では自社でほぼフルリモート・半リモートで開発ができる体制を作る上で様々な取り組みを実施してきました。長く副業で関わってもらっている方で、2年ほどサービス開発を手伝っていただいています。
どうそういった優秀な人にずっと関わってもらえるかなどのノウハウが溜まり、常に優秀な人と働ける状況を作ってきているので、エンジニア採用のノウハウだけではなく、もしご興味があればこちらの優秀なエンジニアとの開発組織づくりのノウハウをお話することも可能です。
もし興味を持たれましたら気軽にお問い合わせください。
合わせて、来週 4/25 に相談会の方も開催しますので、気軽にご参加ください。
読んで頂きありがとうございました! 宜しければ、エンジニアの皆様はFindyでご自身のスキル偏差値を測定してみてください。
[正社員の方]
ハイスキルなエンジニアのプレミアム転職サービス Findy
[フリーランスの方]
フリーランス・副業エンジニア向けの単価保証型の案件紹介サービス Findy Freelance
また、Findyでは年齢や勤務形態を問わず、様々な働き方で採用をしています。興味のある方は、こちらからご応募どうぞ!
東京大学 情報理工学系研究科 創造情報学専攻(*)卒業後、グリーに入社し、フルスタックエンジニアとして勤務する。2016年6月にファインディ立上げに伴い取締役CTO就任。
*大学院では、稲葉真理研究室に所属。過去10年分の論文に対し論文間の類似度を、自然言語処理やデータマイニングにより内容の解析を定量的・定性的に行うことで算出する論文を執筆。