こんにちは、 @ma3tk です。
この記事は Findy Advent Calendar 14日目の記事です。
今日は Findy でエンジニアチームマネジメントする時に気をつけていることについて書きたいと思います。
目次
エンジニアチーム
Findy では、 Findy と Findy Score をリリースしていますが、主に Findy への開発リソースの投資を行っています。
基本的に僕がプロジェクトマネジメントをしながらプロダクトオーナーをしているため、意思決定はしやすい状況にあります。
エンジニアは大まかに4名でそれぞれ、機械学習、フロントエンド、バックエンド、インフラ周りが強いエンジニアで構成されています。とは言いながら、優秀な方々なので、大体タスク振ったら専門分野に限らずなんでもできちゃうところが魅力です。
エンジニアチームマネジメントする時に気をつけること
さて、本題ですが、エンジニアのチームマネジメントをする上で僕が気をつけていることを3つ挙げてみます。
- 1スプリント中に必ずチャレンジタスク・負債回収タスクを入れる
- チャットと口頭コミュニケーションのバランス
- 仕様の策定をしすぎない
1. 1スプリント中に必ずチャレンジタスク・負債回収タスクを入れる
これは現段階で対ユーザ様、対企業様、対内部に対しサービスリリースを適切にしていくために重要なことです。
チャレンジタスクとは、これリリースしたら「なにそれ胸熱!!」ってなるようなワクワクするタスクを入れています。サービスが進化しているのを体感してもらうためのタスク。
負債回収タスクとは、「あーイケてないわー」ってなるコードや仕様を改修することによって後々想定される辛い部分を減らすタスクです。いっぺんにリファクタしなくてもいいように徐々に解消していける範囲から解消しています。
これらを入れることによって、途中でサービスが大きくする必要がある時にエンジニアリングがボトルネックになることが少なくなり、定常的に動いているサービスとして提供できます。
2. チャットと口頭コミュニケーションのバランス
基本的にはコーディングや設計などで集中したいと思うのでチャットでやりとりを推奨しています。
しかしながら、テキストに起こすとめちゃめちゃ一方的なコミュニケーションになってしまう場合や、熱量を伝えたいときなどには口頭でやり取りを行っています。
口頭でのやり取りで長くなってしまうようなものはログとして「先程口頭で説明したとおり、OOのため、XXでお願いします。」と残しておくのも手ですね。
またデイリーでミーティングを行っているため、口頭でのコミュニケーションは朝に10分程度で済ませています。
3. 仕様の策定をしすぎない
これは過去に一度やらかしてしまったことで解決したことです。仕様の策定をしすぎて開発の面白いところがない、という状態になっているフィードバックを頂いたことが有ります。
ここのこの部分を直す、などを書ききらずに、事象とスクリーンショットや再現手順のみだけ残しておく形にしています。
スピード重視で欲しい場合はこちらで仕様を策定して開発を半分受託するようなくらいの状態でいいと思いますが、基本的にはどう問題があってどう解決するかというところがエンジニアリングの面白みなのでそこを奪わないようにしています。
Findy での開発
主にこんな感じで開発を進めています。無理なく楽しくいいものを負債を回収しながら作り続けることで大掃除も要らない状態にできると思います。
バランスいい開発をしていきたいと思っていますが、人数や事業が変わる上で試行錯誤が今後も必要だと思います。
日々良い物を提供していく開発に興味ある方は是非 僕宛に DM いただけると幸いです。
読んで頂きありがとうございました! 宜しければ、エンジニアの皆様はFindyでご自身のスキル偏差値を測定してみてください。
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東京大学 情報理工学系研究科 創造情報学専攻(*)卒業後、グリーに入社し、フルスタックエンジニアとして勤務する。2016年6月にファインディ立上げに伴い取締役CTO就任。
*大学院では、稲葉真理研究室に所属。過去10年分の論文に対し論文間の類似度を、自然言語処理やデータマイニングにより内容の解析を定量的・定性的に行うことで算出する論文を執筆。