【5/8発表】新型コロナウイルス感染拡大に伴うフリーランスエンジニア市場への影響、実態調査ver.2

2020.05.8

Findyの末本(@sueHRpro)と申します。

ハイスキルなエンジニアと企業をマッチングする転職サービス「Findy」、フリーエンジニア向け案件紹介サービス「Findy Freelance」を運営するFindyでは4月13日~4月20日にかけて「新型コロナウイルスによるフリーランスエンジニアへの影響についてのアンケートver.2」をエンジニア向けに実施しました。

今回、アンケート結果をまとめたのでご報告いたします。前回実施(3/9~3/23)のアンケート内容との「差分」を通じて、新型コロナの影響下、フリーランスエンジニア市場がどのように「変化」しているのかに関して、注目してレポートしております。先行きが不透明な中で、企業様にとっては適切な採用活動、エンジニアの皆様にとってはキャリア選択や案件探しに役立てていただければ幸いです。

※有効回答エンジニア数は74名。アンケート実施概要は文末をご参照ください。回答エンジニアはFindyFreelanceユーザーがアンケートの対象となっております。

エンジニア側

案件探しに関しては65.8%は現時点で影響は出ていない、一方で影響が出ている方は前回比14.3%増加

「新型コロナウイルスの発生により、案件探しに影響が出ていますか?」と伺ったところ、28.8%が「影響は出ていない」37.0%が「現時点で影響は出ていないが、今後出る可能性がある」と回答いただきました。一方で34.3%が「現時点で影響が出ている」と回答いただいており、前回比14.3%増加となりました。緊急事態宣言を機に影響が拡大していることが見て取れます。
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具体的に影響が出ている点として「企業からの引き合いが減った」との回答が増加

「新型コロナウィルスの発生により、案件探しにどのような影響が出そうですか。」と伺ったところ34.0%が「企業からの引き合いが減った」13.2%が「希望単価の案件が減った」と回答いただきました。一方で、「面接がオンラインになったことで日程調整がしやすくなった。」や「オンラインにより、対面面接で発生していた移動時間や交通費が無くなり効率的に案件探しできるようになった。」との声も届いています。
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月額報酬/時間単価は「変わらない」が大半だが一部では「減った」との声も

「新型コロナウィルスの影響でフリーランスエンジニアの報酬について影響があるか教えて下さい」と伺ったところ、58.1%が「月額報酬/時間単価は変わらない」と回答いただきました。回答を見る限り大きな変化はないように思えます。一方で10.8%の方は「稼働時間が減って、総額の月額報酬が減った」とのことで、時間単価は変更ないが、想定よりも稼働時間が少ないことで報酬が減少したとの声もいただいております。
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不安なこととしては「案件探しが難しくなること」「既存案件の契約終了」などが多い

「新型コロナウィルスの発生により、今後の仕事に生まれる不安について教えて下さい」と伺ったところ、63.5%が「案件探しが難しくなること」51.3%が「既存案件の契約終了」と回答いただきました。特に「既存案件の契約終了」に関しては前回比27.1%増加となっており、不安が大きくなってきている様子です。また、これを機にフリーランスエンジニアから正社員転職を意思決定されている方も増えてきている印象です。
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参画先の93.2%はリモート勤務となっている

「参画先のリモート勤務の導入状況に関して教えてください」と伺ったところ、44.6%が「普段から基本リモート体制を取っている」32.4%が「コロナ情勢が落ち着くまでの間、無期限でリモート体制に移行している」14.8%が「緊急事態宣言の間はリモートに移行している」と回答いただきました。FindyFreelanceはWeb開発×リモートOKの案件が比較的多いため、こういった数字になっているかと思います。また、今まではリモートNGだった企業がこれを機にリモート解禁をしたり、正社員だけでなく業務委託での受け入れも始めている企業も出てきています。
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リモートでの開発体制に関しては通常の開発と比較して「むしろやりやすいと感じている」方が多い

「リモート開発体制において通常勤務と違う難しさを感じていますか?」と伺ったところ、40.9%の方が「むしろやりやすいと感じている」19.7%が「特に変わりはない」と回答いただきました。ポジティブな変化と捉えている方が多い様子です。一方で25.8%の方が「少し難しいと感じている」とのことで、急激な変化のためかまだ慣れていない方もいるようです。
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リモート開発体制の難しいと感じる点としては「コミュニケーションの頻度の低下、質の担保」「モチベーションの維持」

「リモート開発体制において難しいと感じられていることがあれば教えてください」と伺ったところ、37.9%が「コミュニケーションの質の担保」33.3%が「コミュニケーション頻度の低下」28.8%が「モチベーションの維持」と回答いただきました。リモートでの開発になることで、通常では容易にできる頻繁なコミュニケーションやそれにひもづく質の担保に難しさを感じる方が多いようです。対策としては通常のmtgに加えて雑談タイムを設けたり、分報チャンネルを作るなどをしているようです。
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まとめ

いかがでしたでしょうか?エンジニア側のアンケートより以下のことが言えるかと思います。

  • 案件探しに関しては緊急事態宣言後、難しさを感じている方が増加
  • 今までリモートNGの企業がリモート解禁する動きも出てきており、フリーランスエンジニアにとって、好条件の案件も出てきている
  • リモート開発体制の構築のための施策が受け入れ側にも求められてきている

▼エンジニアの方へ

Findy Freelanceではリモート×単価が高い案件の紹介も行っております。コロナの情勢下、案件探しが難しくなってきているかと思います。お早めにご相談いただけますと幸いです。

▼採用担当者の方へ

エンジニア正社員採用/フリーランス採用に関してお困りのご担当者様、ぜひFindyまでお問い合わせいただければと思います!

■調査対象/方法

  • 対象者:FindyFreelanceご登録エンジニア
  • 有効回答数:74名
  • 期間:2020/04/13~2020/04/20
  • 方法:ウェブアンケート

■参考
前回実施(3/9~3/23)アンケート結果に関してましてはこちらの記事をご覧ください。

読んで頂きありがとうございました! 宜しければ、エンジニアの皆様はFindyでご自身のスキル偏差値を測定してみてください。

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