Findyの末本(@sueHRpro)と申します。
ハイスキルなエンジニアと企業をマッチングする転職サービス「Findy」、フリーエンジニア向け案件紹介サービス「Findy Freelance」を運営するFindyでは7月7日~7月17日にかけて「新型コロナウイルスによる転職活動への影響アンケートver.4」を企業向け、エンジニア向けに実施しました。今回、アンケート結果をまとめたのでご報告いたします。
今回の記事は第4弾になっております。緊急事態宣言が解除された今、エンジニア転職市場はどのように変化しているのか、注目してレポートしております。
先行きが不透明な中で、企業様にとっては適切な採用活動、エンジニアの皆様にとってはキャリア選択や転職活動に役立てていただければ幸いです。
※有効回答数20社、エンジニア152名。アンケート実施概要は文末をご参照ください。また、企業回答はFindyクライアント企業、及びエンジニアはFindyユーザーがアンケートの対象となっております。
目次
エンジニア側
転職に対する関心が高まった方、関心は変わらない方が92% 転職意欲は増加傾向
「新型コロナウイルスの発生により、転職活動に対する関心に変化はあったか教えてください」と伺ったところ、24%が「転職活動に対する関心が高まった」68%が「転職活動に対する関心は変わらない」と回答いただきました。緊急事態宣言が解除されて以降、転職意欲は増加傾向にあると見て取れます。
転職先の選定軸として上位3つは「働き方」「待遇」「事業の成長性」
「Q:新型コロナの発生により、転職先として前向きに考える企業の選定軸について、当てはまるものを3つ選択ください」と伺ったところ、「働き方」「待遇」「事業の成長性」が上位3つという結果になりました。コロナ禍で働き方の柔軟性を求める声が多く見られます。一方で、勤務地、オフィス環境も4位という結果になりました。リモートがメインとなれど、オフィス環境を重視するとも言えるかと思います。動画を使ったオフィスツアーなどの需要も増えてきています。
オンライン選考に関して、対面と変わらないむしろオンライン選考の方がよいと感じる方が71.7%を占める結果に
「新型コロナの情勢下において、オンライン選考に関して不安を感じますか」と伺ったところ、9.9%が「とても不安に感じる」18.4%が「すこし不安に感じる」、32.2%は「むしろオンライン選考の方がよいと感じている」と回答いただきました。オンライン選考だと移動時間が発生しないため、業務都合をつけやすく参加しやすいなどの声をいただいています。
理想の選考プロセスに関して、すべてオンラインが40.1%、最終面接のみ対面が33.6%を占める
「理想の選考プロセスについて教えてください」と伺ったところ、40.1%が「全てオンラインでカジュアル面談、面接」33.6%が「カジュアル面談、1次面接はオンライン、最終面接のみ対面」を希望するとの結果になりました。オンラインでの選考希望は多いみたいです。一方で最終面接は直接会ってお互いに判断したいとの声もありました。
緊急事態宣言解除後、一部の勤務リモートが増加傾向、全体で見ると87%が(フル)リモート
「新型コロナウイルス発生により、リモート勤務をしているか教えてください」と伺ったところ、64%が「全ての勤務がリモート」23%が「一部の勤務がリモート」13%が「リモート勤務をしていない」との結果になりました。緊急事態宣言の解除後、一部の勤務リモートが増加傾向にあります。
企業側
「採用予定人数は変わらない」が70%、採用活動を見合わせていたが再開した企業も出てきている
「新型コロナの影響で御社の正社員エンジニア採用予定人数に影響が出ていますか」と伺ったところ70%の企業が「採用人数は変わらない」とのことでした。また、採用活動を見合わせていたが再開した企業も出てきており、企業側の採用熱度も復調傾向にあると思われます。
採用ハードルをあげた、リモート前提で地方在住の方もターゲットにした等、企業の採用戦略変化が見られる
「新型コロナの影響で御社のエンジニア採用に変化はありましたか?当てはまるものを全て教えてください」と伺ったところ、35%が「採用ハードルを上げた」10%が「リモート前提で地方在住の方も採用ターゲットにした」との回答をいただきました。弊社ファインディでも先日、福岡在住のエンジニアが入社しフルリモートで活躍いただいております。一方でその他の意見の多くがコロナ禍前後で特に変化がないとの声多数
全てオンラインでの面接を行う企業が65%、緊急事態宣言解除後、適宜対面での面接を取り入れている企業が増えている
「現在の面接方法について教えて下さい」と伺ったところ、65%が「全てオンラインで面接」35%が「一部オンラインで面接」と回答いただきました。緊急事態宣言解除後、最終面接は対面で行うなど、オンラインと対面を使い分けて面接を実施する企業が増加しています。
エンジニア採用時のオファー年収は今のところ変動なし
「新型コロナウィルスの影響で正社員エンジニアのオファー年収について影響があるか教えて下さい」と伺ったところ、ほぼ全ての企業様で「オファー年収は変わらない」と回答いただきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?企業側、エンジニア側のアンケートより以下のことが言えるかと思います。
- エンジニア側の転職活動に関する関心は復調傾向
- 企業側も同様に、採用熱度が上昇傾向にある
- リモート前提で地方在住のエンジニアを採用ターゲットにするなどwithコロナに沿った採用戦略が一層求められている
Findyでは定期的にアンケートを実施し、新型コロナウイルスによる転職活動への影響を定期的に発信していきたいと思っております。
▼エンジニアの方へ
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▼採用担当者の方へ
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■調査対象/方法
企業向け
- 対象者:Findyクライアント企業
- 有効回答社数:20社
- 期間:2020/07/07~2020/07/17
- 方法:ウェブアンケート
エンジニア向け
- 対象者:Findyご登録エンジニア
- 有効回答数:151名
- 期間:2020/07/07~2020/07/17
- 方法:ウェブアンケート
■参考
過去公開記事はこちらよりご確認ください。
第1弾実施記事(3/9~3/23)
第2弾実施記事(4/10~4/17)
第3弾実施記事(5/14~5/21)
読んで頂きありがとうございました! 宜しければ、エンジニアの皆様はFindyでご自身のスキル偏差値を測定してみてください。
[正社員の方]
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慶應義塾大学経済学部卒業後、パーソルキャリア株式会社にて大手製造業向けの採用コンサルティングに従事、2019年4月にFindyへジョイン。セールス・B2Bマーケティング・カスタマーサクセスを担当。その他、エンジニア求人票を3000件読み込んだ経験から求人票博士として重要性を発信しています。