Findyでは定期的に登録ユーザー向けにアンケート調査を行っており、平均年収の推移を算出しています。
この記事では、Findy登録ユーザーへの調査結果を元に、エンジニアの年収に関する各種データを集めて記事にしましたので、ぜひご自身の今後のキャリア選択などの参考にしていただけると嬉しいです!
※Findyでは主に自社開発のWeb企業に属するエンジニアの方が多いため、エンジニア全体と傾向が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
IT/Webエンジニアの平均年収の相場は?2022年からの推移も算出
2024年最新調査ではエンジニアの平均年収は676.4万円、中央値は600万円以上〜650万円未満
2024年1月の調査では、エンジニアの平均年収は約676.4万円という結果が出ています。(中央値は「600万円以上〜650万円未満」)
直近2年間のIT/Webエンジニアの平均年収の推移は?
過去調査との比較をすると、下記の結果が出ています。
- 2022年2月:599万円
- 2022年9月:620万円
- 2023年2月:660万円
- 2023年9月:682.8万円
- 2024年1月:676.4万円
2022年から上昇を続けたエンジニアの平均年収は2024年に入り、横ばいになったことがわかります。
エンジニアの平均年収が上がっていた背景は「エンジニア不足による需要増」をはじめ、様々な理由が考えられますが、ひとつの要因が大きく影響しているのではなく複数の要因が想定できるため、検証しにくい特徴があります。
どの要因が最も大きな影響を与えているのかという仮説は立てられるので、今後の年収に関するデータを計測し続ける中でどう変化していくのかに注目したいですね。
年齢・言語・職種別で見るIT/Webエンジニアの平均年収
ここからは年齢や言語別に平均年収を見ていきます。
年齢別のエンジニア平均年収(20代・30代・40代)
上記の年収データを20代・30代・40代で分類したところ、下記のような結果になりました。
- 20代:平均年収504.8万円
- 30代:平均年収682.4万円
- 40代:平均年収793.6万円
20代と30代で約180万円の開きがあり、30代と40代でも約100万円の開きがあることがわかります。一概にスキルレベル=年齢ではないものの、ある程度の年齢に応じた給与水準が反映されていそうです。
言語別ではGoエンジニアの平均年収が814.8万円で最も高い
レポートでは、使用者がn=20以上だった言語を抜粋し、それぞれの言語ごとに平均年収も算出しています。
第1位はGoで814.8万円と、エンジニア全体の平均年収676.4万円と比較しても、かなり高水準な結果になっています。
(※2023年9月調査時と比較しても約70〜80万円アップ)
レポートを無料ダウンロードしていただくと、マスクされている部分も公開しています。
ご興味のある方はぜひダウンロードしてご覧ください。
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※N=20以上の言語:Go・Dart・Python・Java・C・Kotlin・TypeScript・C++・Ruby・Swift・SQL・JavaScript・C#・PHP
なお、年収は業界によっても平均年収が異なりますし、事業やプロダクトの収益性などにも左右されます。
そのため一概に上位にランクインしている言語だから高年収であると判断するのではなく、もう少し様々な角度から情報を集めて考える必要があります。
該当言語を使用している方は、参考程度に見ていただけますと幸いです。
エンジニアの職種・役割別の平均年収も調査
レポートでは職種や役割別でもデータを出しています。
- 職種:フロントエンド・バックエンド・フルスタック・インフラ・SRE・iOS・QA
- 役職・役割別:エンジニアリングマネージャー・テックリード・プロダクトマネージャー・プロジェクトマネージャー
言語別のデータと同様に、Findyへの登録後レポートをダウンロードしていただければ閲覧できますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
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【調査概要】
- 調査期間:2024年1月25日〜1月31日
- 調査方法:Webアンケート
- 分析対象回答数:771件
- 調査主体:ファインディ株式会社
Findyの「想定年収予測」機能でご自身の年収をチェック
Findyの機能の一つに、「想定年収予測」があり、 IT/Webエンジニアの技術力を元におおよその年収を予測することができます。
GitHubの活動履歴を元に算出したスキル偏差値をベースとして、Findyにご登録いただいた職種やマネジメント経験の年数なども参考に値を計算する仕組みになっています。
ご興味のある方はぜひ、GitHub連携でご登録してみてください!
無料登録/ログインして想定年収を測定する
IT/Webエンジニアが年収を上げるには?
最後にFindyサービスを利用してエンジニアが年収を上げる方法について、ご紹介します。
技術力を高めて「スキル偏差値」を上げる
エンジニアが年収を上げるにはご自身のスキルレベルを上げていく必要があります。とはいえ、スキルは一概に見えづらいものですし、自身の努力がスキルアップに反映されているのかどうかを体感することも難しいですよね。
Findyでは、GitHubの公開リポジトリを独自のアルゴリズムで分析し、スキルを可視化した「スキル偏差値」という指標を開発しています。
- コードをどれくらい書いているか
- プロジェクトへどれだけ貢献しているか
- 他者からのコードの支持
- アカウント影響力
などのポイントを中心に解析しており、毎月スキル偏差値が更新されるのでスキルアップの指標のひとつとして、ぜひご活用してみてください!
アウトプットをたくさんして「発信力レベル」を上げる
近年、優秀なエンジニアの評価として、技術力だけでなくブログやnote、Zenn、Qiitaなどで自らの知識や経験を社内外へ発信・共有する重要性も増してきています。こちらもスキル同様に可視化しにくいもので、なんとか客観的に発信力を把握できないかとFindyでも模索し続けていました。
そこで、発信力をスコア化してレベルで表現した「発信力レベル」を開発しました!「SlideShare」「Speaker Deck」「Qiita」「note」「ブログ」「Zenn」の統計データ(閲覧数、いいね数、ダウンロード数 etc…)を取得し、Findy独自のスコアリングアルゴリズムに基づいて、発信力スコアをレベル1~10で判定。他のFindyユーザーのデータを活用して、相対的な発信力の分布とランキングも表示されます。
ぜひ「スキル偏差値」と合わせて活用することで、自身の発信力についても把握して、継続的なアウトプットのモチベーションに繋げてください!
転職を検討する
転職をすることで年収を上げられる場合もあります。自分がいる環境を見つめ直し、やりたいこと・得意なこと・学びたいことなどに沿ったキャリアを歩むことで生涯年収の最大化を目指すのも1つの手法です。
しかし、個人で転職活動をすると情報収集の質や量には限界があり、目まぐるしくトレンドが変わりゆくエンジニア転職市場の中で、正しい決断をすることが難しいと感じる方が多いのも事実。
Findyでは「ユーザーサクセス面談」という無料のキャリアサポートを実施しています。一般的な転職エージェントとは異なり、「転職の成立」ではなく「キャリアにおける成功」をゴールにしており、800社以上のエンジニア採用企業とこれまでに転職活動を支援した3000名以上のエンジニア情報をもとに、フラット・ファクトベース・俯瞰したサポートを提供しています。
下記記事で詳細をお伝えしていますので、年収面でお悩みの方もキャリアビジョンの整理をしたい方も、ぜひユーザーサクセス面談を受けてみることをオススメします!
『IT/Webエンジニア転職動向調査』ではためになる情報を公開中!
本記事では、エンジニアの年収に関するデータをご紹介しましたが、Findyで公開している『IT/Webエンジニア転職動向調査』では、他にも転職やトレンドなどエンジニアが気になる情報をたくさん発信しています。
Findyにご登録いただいている方であれば、どなたでもご自由に閲覧可能ですので、ぜひ転職の際や市場感を知りたい際にご活用いただければと思います。
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