「エージェント中心からスカウトサービスを活用したエンジニア採用に」GMOメディア株式会社様

「For your smile, with Internet」を理念として、自社開発・自社運営による幅広いサービスを展開するGMOメディア株式会社では、エンジニア採用において「Findy」を活用いただいています。

今回は、GMOメディアのサービス開発部で部長を務める、角田さんにインタビュー。エージェント主体のエンジニア採用からスカウト媒体導入を検討。導入するもスカウト返信率や社内の体制等なかなか活用できていなかったそうです。そんな中導入したFindyでは導入後1年弱で6名の採用に成功しました。これまでの課題や導入後の採用についてお話を伺いました。

課題だったのは、スカウトにかかる時間や返信率の低さ

──まず最初に、御社の事業内容について教えてください。

角田:GMOメディアは、プログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」やチャット型小説サービス「プリ小説 byGMO」、ポイ活サービス「ポイントタウン byGMO」など様々な領域においてユーザーの皆様に情報発信を行うインターネットメディアを自社で開発・運営しています。
また、メディア運営で培ったノウハウを基にポイントサイトの構築を支援する「GMOリピータス」と アフィリエイトASP「AffiTown」など提携パートナーの収益化のサポートを行っている他、教育や美容医療業界においてDX支援ツールの提供も行っています。

──「Findy」を知ったのは、どのようなきっかけでしたか?

角田:僕個人としては、GitHubを連携すると自分のスキルをスコアリングできる機能がきっかけで、「Findy」のことを知りました。エンジニアとして「Findy」を知ったのは、それが初めてです。

会社でエンジニア採用の媒体として「Findy」を知ったのは、採用担当の方が集まるコミュニティで、弊社の採用担当が「Findy」の話を聞いたことがきっかけでした。ぜひ弊社でも使ってみたいということで、そこから導入まではトントン拍子に進んでいきました。

──「Findy」の導入前、エンジニア採用においてどのような課題がありましたか?

角田:弊社ではもともと、エージェント経由での採用を行っていました。ですが、言語の人気度などに左右されて紹介数が偏ってしまったり、特にエンジニア専門ではないエージェントの場合、求めているスキル感が上手く伝わらなかったりと、なかなか苦戦していました。

当初は、ずっとエージェントの紹介待ちをしている状況だったこともあり、スカウト型の媒体も使い始めました。ただ、スカウト型の媒体では、たくさんの候補者の方々の情報を見る必要があり、ものすごく時間がかかってしまうという課題がありました。

採用担当はあまりエンジニアの領域に詳しくないため、採用担当だけで進めていくのは難しく、エンジニアの責任者レベルの人たちがスカウトを見ていました。しかし、そうするとなかなか時間が取れず、どうしても返信が遅くなってしまいます。やはりスピード感は重要だと思うので、そこでロスが生まれてしまうのはもったいないと感じていました。

加えて、スカウト返信率の低さも課題になっていました。こちらからはたくさん連絡しているものの、ときには10通のスカウトを送って10通とも返信が来ないようなこともあって。そういった背景から新たな媒体を探していて、「Findy」の導入に至りました。

「Findy」でのスカウト返信率は、平均79%と高くキープ

──「Findy」の導入を決めた理由について教えてください。

角田:最初の導入の決め手としては、スカウトの部分でこちらの工数負担が減るところが大きかったと思います。

今まではたくさんスカウトを送っても、なかなか返信が来ないという難しさがありましたが、「Findy」ではマッチングしてからやり取りが始まります。これによって負担が大きく軽減されるところが、導入を決める理由の1つになりました。

しかし、導入後はファインディさんから直接候補者の方をご紹介いただく機会も多く、当初はここまで期待していなかったので、結果的に多くの方にお会いできています。

──御社は「Findy」でのスカウト返信率が平均79%と、かなり高い数字が出ています。エンジニア採用の体制としては、人事とエンジニアでどのように役割分担をされていますか?

角田:マッチングするまでの部分に関しては、採用担当が行います。マッチングした後は、採用担当から連絡をもらい、私の方でスカウトを送付します。また、スカウトを送る際の、プロフィールのどんなところを見てご連絡したかというメッセージも、私が考えて送っています。

ファインディさんから直接ご紹介いただいた方に関しては、私がカジュアル面談を担当しています。

──御社では複数の部署にわたって「Findy」をご活用いただいています。役割分担が難しくなる面もあるかと思いますが、気を付けているポイントがあれば教えてください。

角田:「Findy」上で求人のタイトルが出るので、どの部署の求人かは、ひと目見てわかります。マッチングした後はATSを活用して、採用担当が誰が今どういうステータスなのかを登録し、一覧で見える化してくれています。

連絡をもらってから、すぐに対応できないことも多いのですが、採用担当や「Findy」のカスタマーサクセスの方が定期的にリマインドをくださるので、できるだけスピーディにカバーできているかなと思いますね。そういったツールの活用や周囲のフォローによって支えられています。

──御社のエンジニア採用では、弊社からご紹介したユーザーに対して依頼している、面談や面接後のフィードバックが手厚いところも特徴だと思いますが、意識して行われているのでしょうか?

角田:フィードバックについては、特に意識している部分ではありません。ただ最近、カジュアル面談で「こんなに細かいフィードバックをもらえるなんて驚きました」といった声もいただいたので、良い印象につながっているのかなと感じます。

カスタマーサクセスのフォローにより、さらなる改善も

──「Findy」を活用いただいて、良かったポイントについて教えてください。

角田:スキル偏差値を含めて、「Findy」上で候補者の方々のステータスが見やすいですね。これまでは履歴書や経歴書をもらったあとに、こちらから「GitHubのIDがあれば教えてください」と言わなければならないようなことが多くありました。

それに対して「Findy」では、ユーザーとマッチし、スカウトを送る前に見れるデータがそろっています。そういったところは、エンジニアに特化したサービスならではのメリットだなと感じます。

──「Findy」のカスタマーサクセスの対応はいかがでしょうか?

角田:カスタマーサクセスの方からは、おすすめの候補者の方を紹介してもらっているのですが、その確度がすごく高いです。「Findy」を利用する前は、事前にどんなエンジニアを求めているかを伝えていても、どうしても認識がずれてしまうことが多くありました。

もちろんぴったり条件に合う人は難しいですが、カスタマーサクセスの方は、それを踏まえたうえで、例えば「少し年収の高い方ですが、どうですか?」といった提案をしてくださいます。そういったご紹介は、こちらも判断しやすいですし、すごく弊社のことを理解していただいているなと感じます。

また、候補者の方の転職活動のステータスをご共有いただいたり、アプローチの仕方についてフォローしていただいたりもしています。やはり業務的に見えてしまうと、候補者の方にとって良い印象にならないので、意識できていないところのアドバイスをいろいろいただけるのは、とても助かりますね。

例えば、最初のころ僕はカジュアル面談に出ていなかったのですが、カスタマーサクセスの方から他社さんではカジュアル面談にCTOやEMの方が出ているというお話を伺いました。そこからは僕が積極的にカジュアル面談に出るようにしたところ、選考に進む方が増えて、明らかに効果があったと感じています。

──「Findy」を通じた、これまでの採用実績を教えてください。

角田:5つの部署で合わせて6名の採用につながりました。

──最後に、御社の事業や採用に関する今後の展開について教えてください。

GMOメディアでは、ポイントサイトや、小説サービス、ソーシャルゲームのプラットフォームなどの各事業はもちろんことですが、教育事業を中心にさらなる成長を準備しています。
成長を加速させるためには、新しい技術へのチャレンジやAIの活用を推進していく必要があると考えています。
そのためにも、GMOメディアのクリエイティブグループ全体の技術向上が不可欠となるので、
AIや新しい技術への関心が高く、変化や成長を楽しめるエンジニアの採用を強化していきたいと思っています。

──角田さん、ありがとうございました!

 

プロフィール

角田 智哉 / サービス開発部部長

新卒でGMOメディア株式会社へ入社。バックエンドエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、ネイティブアプリ開発やフロントエンド開発の経験を積みながら、数々の新規サービスの立ち上げに従事。現在は、エンジニア組織の責任者として、組織全体の人員調整やプロジェクト管理、制度の見直しをはじめ、エンジニアチームのコミュニケーション機会を増やす取り組みも行っている。