総合エンターテインメント企業であるアミューズの知見を活かし、次の時代のエンタメカルチャーを生み出すべく挑戦を続けている株式会社Kultureでは、エンジニア採用においてスカウトサービス「Findy」をご活用いただいています。今回は、同社のテックリード兼エンジニアリングマネージャーを務める阿部様に、会社やプロダクトの魅力、Findyの活用方法について、お話を伺いました。
目次
プロフィール
阿部 祐輝|株式会社Kulture テックリード/エンジニアリングマネージャー
音楽・テクノロジー領域の新規事業に携わることを志向し、生保SIer、トライバルメディアハウス、DMM.comを経て、アミューズのデジタル戦略を担うKultureへ2023年に入社。Webアプリケーション開発の横断的な経験を生かし、プロダクト開発全体を統括。クラウドサービスを活用したスケーラブルなアーキテクチャの設計・開発を主導し、LLM・Web3技術も活用した新サービス「KLEW」を2024年11月にローンチ。
アミューズの知見を生かし、エンタメ領域の新たな文化を築くデジタル戦略会社
──現在のポジションと、Kultureにジョインされたきっかけを教えてください。
阿部:現在はテックリードとエンジニアリングマネージャーを兼務しています。前々職で一緒に働いていた方に誘われたことをきっかけに、Kultureにジョインしました。
Kultureは、アミューズのデジタル戦略を担うべく2022年に設立された100%子会社で、Web3やブロックチェーンなど新たな技術を掛け合わせた新しいプロジェクトを創出してきました。その後、アミューズに所属するアーティスト以外にも価値のあるサービスを提供するべく、独自サービスの開発を加速させるとなった段階で、私に声をかけてくださったようです。
──阿部さんは、以前から“エンタメ×テック”の領域に興味を持たれていたのですか?
阿部:はい。大学の卒業論文では、音楽へのテクノロジーを活用した価値提供について研究するなど、以前からこの領域には関心を持っていました。
──阿部さんから見て、Kultureの魅力はどのようなところにあると思いますか?
阿部:アミューズの子会社として、日本を代表する総合エンターテインメント企業のナレッジを最大限に活用できるのは、大きな強みだと思います。
自分たちが開発したものに対して、アーティスト側の視点からフィードバックをもらえるのもポイントです。ユーザーでもあるアーティストやアーティストマネージメントと近い距離で意見を交換しながら、スピード感を持って開発を進められる環境は、“エンタメ×テック”に関心のある人間にとってはとても魅力的です。
また、組織規模がコンパクトで意思決定が早い企業ですので、新技術の導入などにトライしやすくフットワークが軽いのも魅力だと言えると思います。取り組んだ結果がすぐに目に見えてやりがいを感じられますし、エンジニア職以外の方々が技術の重要性を理解してくださっていて、働きやすい環境だと思います。
ライブイベント開催前後の体験を最大化する独自サービス「KLEW」
──「KLEW」について、改めて教えていただけますか。
阿部:「KLEW」は、ライブチケットを所有するファンとアーティストだけがデジタル上でコミュニケーションを取れる、国内初のプラットフォームです。
ライブに参加する人だけが集まっている空間なので、アーティストは濃度の高い発信ができますし、ファン同士でコミュニケーションを取ることもできます。クローズドな空間で、熱量の高い人同士でネタバレを気にすることなく深い話ができるのは、SNSでは得られない「KLEW」ならではの体験だと思います。
また、投げ銭機能のような金銭価値のついたメッセージを送れる「スーパーメッセージ」で、アーティストに応援や感謝を伝えることもできます。ライブイベントへの参加状況や「KLEW」上での行動は、バッジという形でサービス上に残すだけでなく、ブロックチェーン上にトークンとして発行することもできます。
──アーティストは熱量の高いファンに向けての情報発信が可能となり、ファンは自分とアーティストとの関わりを証として残すことができるということでしょうか。
阿部:おっしゃる通りです。アーティストとファンが安心してコミュニケーションできる場を提供できているのは、「KLEW」の強みですね。
──「KLEW」は非常にユニークなサービスだと思います。サービスが生まれた背景についても教えてください。
阿部:もともとは「ライブイベントのチケットは、もっと活用できるのではないか」という発想からスタートしています。チケットは基本的には「入場するためのツール」であり、その役目を終えたら価値がない。でも本当は「チケットを買う」ことも、ライブ当日まで「チケットを持っている」こともワクワクする体験です。ライブイベントは、開催が発表された瞬間からファンにエンジンがかかり、当日に近づくほど熱量が高くなっていきますよね。ライブイベント終了後にも、エンジンが切れることはありません。そう考えると、ライブイベントにまつわる体験とは、“熱量の勢いがピークに達する開催前後”に、とても価値があると思うんです。「KLEW」は、その体験を最大化するためのサービスだと考えています。

AIツールも積極活用!少数精鋭で領域に縛られることなく関われる環境
──現在の開発体制について教えてください。
阿部:私を含めて正社員は2名です。業務委託のメンバーは人月換算で5人月ほど(時短勤務のメンバーを含めると8人ほど)のチームで開発を進めています。
──3人目としてジョインされる方に期待することはなんですか?
阿部:領域にとらわれることなく、自律的に行動できること、でしょうか。私自身、フロントエンドやバックエンド、インフラ領域もカバーしつつ、企画にも携わっています。プロダクトの価値を生み出すために、自分自身が楽しみながら自走できる方が理想ですね。
また、Kultureのビジョンである「テクノロジーを、エンターテインメントのエンジンに」に共感し、周囲にアンテナを張り巡らせながらメンバーと協力して進められる人であってほしいなと思っています。
──AIツールの活用についてはどのような状況ですか?
阿部:少数精鋭で開発を進めるため、Cloud Code、Codex CLI、CodeRabbit、Cursor Editorなど、AIツールは積極的に使用しています。
KultureはAI活用をサポートする支援金制度として「AI補助制度」があり、会社としてAIの活用を推進しています。もちろん、非エンジニアのメンバーも含めて、利用できる制度です。実際に利用して業務に活かせると判断したら、上長と相談して正式に導入することも可能です。
ちなみに、Cloud CodeやCodex CLIについては、AI補助制度を活用したメンバーからの提案で導入しています。
Findy活用で感じた、相互理解から始まるマッチングの魅力
──Findyを導入いただいたきっかけについてもお伺いさせてください。サービス自体は以前からご存知だったのですか?
阿部:はい。スキル偏差値が気になって個人的に登録したことがあり、サービスの存在は把握していました。
導入に至った経緯としては、開発メンバーが手一杯になっている中で、非エンジニアのメンバーがさまざまな企業の方と相談した上でFindyを選択したと聞いています。まずはエンジニアの認知を獲得することが優先だと思っていたので、Findyが候補として上がっていると聞いた時、私も導入に賛成しました。
──ありがとうございます。実際に採用ツールとしてご活用いただいた感想もお聞かせいただけますか。
阿部:スキル偏差値は非常に参考にしています。もちろん、その数字だけで判断するわけではありませんが、感覚として技術レベルを把握できるのはありがたいですね。
あとは「いいね」「いいかも」でマッチングが成立する仕組みも良いなと思います。Findyの場合は、企業ページや掲載されているインタビュー記事などを見た上で、候補者の方が「いいかも」を押してくださる形ですよね。Kultureの事業に何らかの興味や関心を抱いてくださっている状態でスカウトを送り、カジュアル面談に進めることができる点は、他社のサービスとは異なるポイントだと思います。
──カジュアル面談に進む前から会社に関心を持ってもらえているということですね。
阿部:そうですね。以前は、カジュアル面談を挟むリソース的なコストが少し気になっていたんです。しかし、Findy経由でお会いする方は、事前に当社の事業に興味を持ってくださっているケースが非常に多いです。今ではリソース面の不安は消え、むしろ候補者の方と自社との「相互理解を深める機会」として有意義に活用できています。
──「いいかも」やメッセージの返信率に関する感触はどうですか?
阿部:定量的な数値はこれから確認するところではあるのですが、候補者の方とのつながりを作れているという実感がありますし、いい数字が出ると思います。事業の特性もあり、興味を持ってくださる方が多いのかもしれませんね。

更なる価値提供を目指し、山を登っていく刺激的なフェーズ
──現在のフェーズでKultureにジョインする魅力は、どういったところにあると思いますか?
阿部:ここから成長していくフェーズだからこその面白さを感じられると思います。やりたいことがあるのに人手が足りていない一方で、アーティストの利用も増えてきています。現状では安定してサービスを提供できてはいますが、新たな価値提供の方法を求めて、日々活発的にディスカッションしています。
新しいメンバーからのアイデアも歓迎していますし、それを実現する体制をどう築いていくかについては、私と白石(代表取締役 CEO)で中長期的な視点から議論を続けています。まだ山を登っている最中であり、さまざまなことに挑戦できる環境だと思います。
「ライブチケットを所有するファンとアーティストだけが入れる空間」という面白い土台はできているので、これをどのようにして広げていくかは、今後入ってくださる方と一緒に考えていきたいですね。
──最後に、候補者の方に向けてメッセージをお願いします。
阿部:現在は、“チケット機能”をどのような形で提供できるのかについて、議論を進めているところです。これが実現すれば、価値提供の幅を広げられるはず。「KLEW」に新たな機能を持たせることで、既存機能と合わせて新しい価値が生まれていくと思います。一つひとつのサービス・プロダクトを磨きながら「それらをつなげた時に、新しい価値をどのように出していけるのか」を一緒に考えてくださる方を求めています。
私と同じ目線でそういったことを考えてくださる方が増えれば、人手が不足していて出来ていないことにも挑戦できるようになると思います。そうすると、プロダクトやそれらのつながりから生まれる新しい価値をブーストできますし、そういったところに一緒にアプローチしていきたいと思っています。

