「JR西日本グループのデジタル戦略を支えるTRAILBLAZER社が挑むエンジニア採用とは」株式会社TRAILBLAZER様

JR西日本グループのデジタル化を加速させるため、2023年10月に設立された株式会社TRAILBLAZER(以下、トレイルブレイザー)では、エンジニア採用において「Findy」を活用いただいています。

今回は、人事採用担当の小西さんと、ソリューション事業部部長の直井さんにインタビュー。エンジニア採用を強化するべく、エンジニアに特化したサービスを探して辿り着いたのが「Findy」だったのだそうです。実際に運用を開始した後は、どのような反応が得られているのか?会社の事業内容や導入後の成果について、お話を伺いました。

プロフィール

直井 和久 / 株式会社TRAILBLAZER ソリューション事業部 部長

2000年にSIerでSEとしてキャリアをスタート。多様なシステム開発に従事後、2007年に大手ECサイト運営企業に転職。トラベルサービスの開発を10年。公営競技サービス、アクティビティ予約サイトの立て直しを行い、2024年7月にトレイルブレイザーへ入社。

小西 美穂 / 株式会社TRAILBLAZER 人事採用担当

2016年より日系事業会社にて法人営業・人事担当としてキャリアをスタート。年間200人のエンジニアの新卒採用に携わる。その後シンガポールに移住し、クロスボーダーでの人材紹介を行う。人材紹介会社での知見を活かし、2024年3月からはトレイルブレイザーの中途採用に携わっている。

JR西日本グループのデジタル化を推進するトレイルブレイザー

──最初に、御社の事業内容について教えてください。

小西:JR西日本グループのデジタルコンサルティングエージェンシーとして、各事業と一体でのデジタル施策の実行支援、およびデータ利活用による事業横断の価値創出を行っています。

具体的には、JR西日本グループが持つビッグデータを分析して新たな価値創出を目指す「データコンサルティング事業本部」と、分析結果を基にアプリケーションやサービスを開発する「ソリューション事業部」、事業運営を支える「経営企画部」といった3つの主要な部署が協力してデジタル化を推進しています。

──会社設立の背景を教えてください。

小西:大きなきっかけはコロナ禍でした。コロナ禍で外出がしづらい期間が続き、JR西日本では鉄道や新幹線の需要が大きく減った時期がありました。日本の人口が減少していることも踏まえて考えると、鉄道事業にフルベットしすぎるのではなく、一層事業の多角化を進めていかなければならない。

そういった背景があり、まずはデジタル戦略を打ち出し、JR西日本の中にデジタルソリューション本部を立ち上げたのです。いくつかのサービスやアプリを開発したあと、デジタル施策をさらに加速させるためにトレイルブレイザーが誕生しました。

──JR西日本とトレイルブレイザーでは、どういった違いがあるのでしょうか?

小西:カルチャーは大きく異なります。JR西日本のデジタルソリューション本部には、新卒から長くJR西日本で活躍されている方が多くいらっしゃいます。

一方、弊社の場合は、基本的に中途採用のメンバーで構成されており、それぞれの分野で専門性が高く、お互いが切磋琢磨できる環境が特徴です。バックグラウンドもさまざまですし、異なる考え方を受け入れる文化が自然と根付いています。組織として「スピード感を持って進めていく」というマインドが強いのも特徴ですね。

また弊社では、ハイブリッドワークもしくはフルリモートワーク、フルフレックスタイム制を導入するなど、社員がプライベートと両立しながらパフォーマンスを発揮しやすい環境づくりにも注力しています。

導入後約1週間で10名とマッチング成立と順調な立ち上がり

──「Findy」の導入前、エンジニア採用においてどのような課題がありましたか?

小西:エンジニアとの接点を持ちづらいというのは課題でしたね。エンジニアはリファラル採用が多く、SNS経由で転職される方もいらっしゃるので、他職種とは異なるアプローチが必要だと思っていました。

──「Findy」を知ったきっかけを教えてください。

小西:エンジニアに特化したサービスを探して辿り着いたのが「Findy」でした。あとは、周囲のエンジニアから「転職する際にFindyを使用していた」と聞いていたというのもあります。

──「Findy」の導入を決めた理由は何だったのでしょうか。

小西:御社も含めて複数の会社から話を伺って、「Findy」が一番使いやすいと感じたからです。

様々なサービスを比較検討しましたが、仕様が複雑なものや運用の工数がかかりすぎるものもあって……。限られた工数の中で採用を進めなくてはいけないことを考慮して、シンプルで使いやすい「Findy」を導入することになりました。

──実際に「Findy」を使用してみて、いかがですか?

小西:返信率やいいねの反応率が高く、導入から1週間程度で10名ほどの方とマッチングが成立するなど、立ち上がりとしてはとても順調です。

鉄道会社の“超巨大なアセット”を活用できる唯一無二の会社

──直井さんは2024年7月に転職されたばかりですよね。入社を決意された理由をお話いただけますか。

直井:トレイルブレイザーなら、事業会社のDXに取り組めるだろうと思えたのです。

私は大手ECサイト運営企業で17年ほどエンジニアをしていて、転職するならこれまでに得たデジタルの知識や経験をリアルに活かせる会社が良いと考えていました。ただ個人的に、事業会社でDXに成功している例は少ないイメージがあって。大きい会社になればなるほど、しがらみが多くてエンジニアの活躍が制限されるイメージがありました。

その点、トレイルブレイザーはJR西日本とは別人格ですし、挑戦機会が多いのではないかと思いました。

──関東に住んでいると、JR西日本を利用する機会はないと思います。そんな中でトレイルブレイザーに興味を持ったきっかけはなんだったのでしょうか?

直井:鉄道会社が持つ超巨大なアセットを活用した開発は面白そうだと思いました。もっと言うと、国鉄として交通のインフラを担っていたJRというアセットの広さ・深さは魅力的でしたね。また、エンジニアのために別会社をつくって同じようなことをしている会社は他にない、というのも大きなポイントだったと思います。

──実際に入社してみて、いかがですか?

直井:まだ新しい会社であり、これから組織を構築していく段階ですので、予測不可能なことが多くて面白いですね。弊社には、私と同じように予測不可能なカオスな環境を楽しめるメンバーが集まっています。ただ、現段階ではエンジニアがやりたいことをできる環境が完全に整っているわけではないため、そこは今後の課題でもあります。

──これから制度を整えていく段階なのですね。

直井:そうですね。前提として、代表取締役の奥田はJR西日本の開発部門であるデジタルソリューション本部のトップであり、エンジニアリングの重要性を理解してくれています。

また、前職と比べるとスピード感が遅いと感じる場面もあります。そういった状況を把握し、エンジニアとしての意見を経営層に伝えると同時に、エンジニアが働く環境を整えていくのが、私のミッションですね。

「西」を起点に、日本を変えるサービスを創り出す

──今後の展開や注力していきたいポジションについて教えてください。

直井:現在は優先順位をつけて開発の支援や改善を行っていますが、将来的にはトレイルブレイザーとして開発を進める形にしていきたいなと思っています。採用を行っているポジションについて、短期的に優先度が高いのはモバイルアプリエンジニアです。しかし、グループ内で開発する体制を整えるために、プロダクトマネージャー等も採用していくつもりです。

──将来的な組織の規模に関して、何か具体的な目標はあるのでしょうか?

直井:個人的には、3年後に50人、5年後には100人という目標を立てています。そこまで人数が必要かどうかは現段階では明確にはわかりませんが、まずは50人の組織にしていきたいです。

──今後が楽しみですね。最後に未来の候補者へのメッセージをお願いします。

直井:トレイルブレイザーは、JR西日本を起点として日本全国にプロダクト・サービスを届けていきたいと考えています。また私は、メンバーにはビジネスのことも考えられるエンジニアになってほしいと考えているため、仕事を通じて成長できる環境を整えていくつもりです。会社としてはまだまだカオスな部分もありますが、そういった環境をチャレンジと捉えて楽しめる方と、ぜひ一緒に働きたいです。

 

撮影場所:WeWork KDX 虎ノ門1丁目 内