国産LLM「Sarashina」の開発を進めているSB Intuitions株式会社では、エンジニア採用においてスカウトサービス「Findy」をご活用いただいています。今回は、同社の採用チームリーダーを務める河村様とリクルーターを務める木村様に、会社の魅力や国産LLMを開発する面白さ、エンジニア採用でFindyを活用するメリットついて、お話を伺いました。
プロフィール
河村 啓太|SB Intuitions株式会社 人事部 採用チーム リーダー
外資系IT企業でのエンジニア採用経験を経て、立ち上げ期より「一人目リクルーター」としてSB Intuitionsへ参画。現在は採用チームリーダーとして、国内外の研究者・エンジニア採用を主導。エンジニアが研究・開発に熱狂できる環境整備や新たな人事制度を確立し、世界中で過熱するAIエンジニア争奪戦に尽力している。
木村 直登 |SB Intuitions株式会社 人事部 採用チーム
人材紹介会社にて7年間、IT業界のRAとして従事。その後、WEB系事業会社へ転身し、3年間にわたり採用担当を経験。エージェントと企業人事、双方の視点からIT市場を経験。現在はSB Intuitionsに参画し、国産LLM開発を担う組織にて中途採用を主導するリクルーターを務める傍ら、人事施策の企画・実行にも従事している。
目次
ソフトバンクの注力事業を担う、精鋭集団
──お二人の現在の役割について教えてください。
河村:リクルーターと採用チーム全体を見るリーダー職という二つの役割を担っています。R&D領域を中心にソフトウェアエンジニア、インターンの学生、派遣社員など、あらゆる契約形態の採用に携わっています。
木村:私は河村のもとで採用プロセスの初期段階から内定後のフォローまでを担当しています。業務の約8割はリクルーターとしての活動が占めていますが、新卒研修や入社後の定着状況の確認といった企画的な仕事も担当しています。
──SB Intuitionsに入社された経緯や背景についてもお聞かせいただけますか。
河村:2024年7月にソフトバンクへジョインしました。当時、SB Intuitionsは立ち上がったばかりで、これから正社員採用を始めるという段階でした。知名度は低かったものの、ソフトバンクがAIに注力して通信事業の次なる柱としての収益化を目指すと発信したタイミングで、当時の代表の丹波のメッセージ性に惹かれたこともあり、出向という形で参画を決めました。
木村:前職でエンジニア採用を3年ほど経験したのち、転職活動を始めました。
転職活動をする中で、エージェントから紹介されたことをきっかけに、2025年8月に入社を決めました。ソフトバンクグループが注力するAI事業の中核企業の組織立ち上げ期にリクルーター、人事として関われることは、貴重な経験になると感じたのが決め手でした。
ソフトバンクグループの圧倒的なリソースとベンチャーのようなスピード感が共存
──入社前後でギャップを感じたことはありますか?
木村:私は、立ち上げフェーズのベンチャーのような企業で働くのは初めてですが、SB Intuitionsは「ベンチャーだけど、ベンチャーではない感」があります。私がこれまで経験してきたサイズの企業とは異なり、事業の変化スピードや内部の動きを身近に感じられる環境は非常に面白いです。
──「ベンチャーだけど、ベンチャーではない感」を感じるのは、具体的にはどういった部分なのでしょうか?
河村:ベンチャーではない部分は、ファシリティや計算基盤でしょうか。AIを作るための計算基盤については、積極的にAIに投資しているソフトバンクならではの恩恵を受けていると思います。世界有数のGPUリソースや、それを支えるデータセンターといったインフラが整っているのは、まさに同社ならではの大きなアドバンテージですね。
一方で、メンバーのカルチャーやスピード感はベンチャー的です。週単位で方向性が変わることもありますし、メンバーも即戦力の人材を中心に、非常に優秀なインターン生や若手メンバーが揃っています。多くの子会社がある中でも、SB Intuitionsは独自路線で進んでいますね。
木村:河村さんと同意見です。インフラ面でソフトバンクが大きく投資してくれているおかげで、SB Intuitionsとしてモデル開発に専念できる。採用においても高水準の条件を提示できています。これは親会社がソフトバンクであるからこそ実現していることであり、大手企業とベンチャー双方のメリットを享受できる環境だと言えます。

日本語に強いAI「Sarashina」を今、開発する意義
──改めて「Sarashina」の魅力についても教えてください。
河村:候補者の方から「OpenAIやGoogle、Microsoftと競合しているのでは?」と質問されることが多いのですが、我々が開発している「Sarashina」は日本の国産モデルであり、海外製のモデルとは大きく異なります。
「AIは国力だ」と言われる現代において、海外製モデルへの依存はリスクを伴います。仮に米国企業が他国への提供を制限するとなった場合、日本はまた技術的に遅れを取ることになります。そこから開発をスタートしても、既存サービスに追いつくのは不可能でしょう。
だからこそ、今「Sarashina」の開発を進めなくてはいけません。データセンターが国内にあり、日本の企業が開発した国産LLMであること。特に金融や製薬といった機密情報を扱う業界にとっては、この安心感は大きな価値になります。曖昧さや難しさ、一つの言葉に複数の意味があるという言語の特性を理解した日本語に強いAIであるという点も「Sarashina」の強みだと思います。
──そのような大規模なプロジェクトに携わる中でのやりがいについて教えてください。
河村:日本独自のLLMとして「Sarashina」が認知されるようになった時、この事業立ち上げフェーズで開発に関わっていた事実は、エンジニアの皆さんにとって貴重な資産になると思います。また、職種で業務を限定されるわけではなく、幅広い領域に携われるのも、少数精鋭で開発を進めているSB Intuitionsならではの魅力だと思います。
社会実装を見据え、開発組織を拡大
──開発組織の体制などについて教えていただけますか?
河村:今後は数百名規模の組織へ拡大していく予定です。
R&D部門がゼロから開発した「Sarashina」は、すでに一定以上の性能に達し、学会等でも高い評価を得られています。 これを受け、今後は「技術の社会実装」が事業会社としての最大のテーマとなります。その製品化・実用化のフェーズを担うのが、新たに設置するプロダクト開発部です。
──国産LLMを開発している会社として、業務でどのようにAIを活用されているのかが気になります。
河村:ChatGPTはもちろん、GoogleやMicrosoft、Claudeなど、主要なAIツールは積極的に活用しています。 トップランナーの技術水準を知らずして、良い自社開発はできませんからね。 そこは割り切って彼らの優れた技術を積極的に活用し、我々は独自の価値創出を行なっています。
内定承諾率にも表れる、Findy ユーザーの親和性の高さとは
──Findyを導入いただいた経緯を教えてください。
河村:さまざまな媒体を使用した上で、弊社の場合はFindyとの相性が良いと感じたため、継続して使用しています。
──「相性が良い」と感じる具体的なポイントはどこにありますか?
河村:内定承諾率などの数字を見ても、他社媒体よりFindyの方が高い成果が出ていますね。Findyのユーザーさんは、0→1フェーズを『リスク』ではなく、むしろ『面白さ』や『やりがい』と捉えてくれる方が多い印象です。
──そのほか、Findyを導入いただいて感じられたメリットなどがあればお話いただけますか。
木村:Findyの魅力は「CS(カスタマーサクセス)の方のサポート力」だと思います。こちらが依頼する前に、CSの方が改善案を自主的に提案してくださるため、いつも助けられています。前職から含めて数名のCSとお付き合いがありますが、全員が強い気持ちで採用に伴走してくださいました。
河村:私たち企業側には話しにくいであろう候補者の本音や競合他社の情報もUSの方からフィードバックとして教えていただけるため、非常に助かっています。CSもUS(ユーザーサクセス)も含めて、Findyは「“人が魅力的」”ですよね。
それ以外の機能面では、プレミアムスカウトも魅力的ですね。導入してからスカウトの返信率が向上したように感じています。
国益を支えるLLM開発に挑むエンジニアを募集!
──最後に貴社の今後の展望と、入社を検討しているエンジニアへのメッセージをお願いします。
河村:「Sarashina」は、R&D領域や論文発表の世界では一定の認知を得ており、優秀なメンバーも入社してきています。性能面でも、日本ではトップクラスになりつつあります。
一方で、ソフトウェアエンジニアやプロダクト開発のコミュニティでは、SB Intuitionsという社名も「Sarashina」のサービス名もまだ浸透していません。しかし、これだけの設備投資をしていて、かつ優秀なメンバーが揃っていますし、数年以内には「AIを開発するならSB Intuitions」と言われるような会社になっていくはず。GAFAMを目指すような高い志を持つ方にも、ぜひ一度SB Intuitionsを検討していただきたいです。
木村:国産LLMを開発している企業は他にも存在しますし、数年後には同様のサービスがいくつか登場するかもしれません。しかし、国益を支えるという観点では、ソフトバンクグループにしかできないことが多くあります。AIが時代的に最もホットである今、SB Intuitionsでこの大きな波を経験したいと思ってくださる方とぜひ一緒に働きたいです。



