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今こそ聞きたいソフトウェア設計 #1 ドメイン駆動設計 再入門

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有限会社システム設計 / 代表

増田 亨

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本記事では、2026年8月5日に開催されたオンラインイベント「今こそ聞きたいソフトウェア設計 #1 ドメイン駆動設計 再入門」の内容をお届けします。

AIコーディングエージェントの普及で、「コードを書くこと」自体の相対的な価値は変わりつつあります。一方で、何をどう設計し、どうモデリングし、どう判断するかという設計力の重要性は、むしろ高まっています。AIが生成したコードの品質や変更容易性、事業への適合性を最終的に担保するのは、人間の設計判断だからです。

本シリーズは、「ソフトウェア設計をこれから学びたい」「改めて学び直したい」というエンジニアに向けて、設計の基本原則や実践知を、第一線で活躍するエンジニアとともに紐解いていく企画です。

第1回となる今回は、『現場で役立つシステム設計の原則』の著者であり、『ドメイン駆動設計をはじめよう』の訳者でもある有限会社システム設計の増田 亨(@masuda220)さんが登壇。設計を学ぶ意味はどこにあるのか。ソフトウェア開発の基本課題から説き起こし、ドメイン駆動設計に「再入門」するための道筋をお話しいただきました。ぜひ本編のアーカイブ動画とあわせてご覧ください。


増田:業務アプリケーションの開発をずっと続けてきて、最近は技術的負債を返済するお手伝いや、エンジニアの設計スキル向上のお手伝いをする仕事が増えています。今日お話しするのは、そこで得た経験から学んできた、私の捉え方です。「こういう見方もあるよ」ということをお伝えします。

内容は大きく4つです。ソフトウェア開発の基本課題、AI技術をソフトウェア開発に活用するアプローチ、これからのソフトウェア開発にどう取り組むか。そして最後に、ドメイン駆動設計の再入門です。

事業開発・組織開発・ソフトウェア開発が、広く深く連動する時代

まず、ソフトウェア開発の基本課題からお話しします。

背景にあるのは、事業活動のデジタル化の進展です。これはソフトウェアエンジニアにとって、極めて重要な状況の変化だと思っています。

私たちの専門領域はソフトウェア開発ですが、そこに閉じていればいいわけではありません。事業活動を改善する活動はエンドレスですから、事業がデジタル化するほど、事業開発とソフトウェア開発の連動は強くなります。

もう1つの側面が組織開発です。事業も、ソフトウェア開発という活動も、基本的には人と人とが集まって行う組織的な活動です。デジタル化が進むということは、人と人との関わり方にもソフトウェアが入り込んでくるということですから、ここも強く結びついてきます。

事業開発・組織開発・ソフトウェア開発が、広く、そして深く連動する。深く連動するというのは、お互いの影響度が大きいということです。どこかをうまくいかせようとすれば、他も変えなければいけない。これが基本的な背景認識です。

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