三菱重工業のデジタル化を推進するエンジニア組織とは? IoT、グローバル、モダンな開発環境に迫る
デジタルエクスペリエンスデザインを推進する三菱重工業株式会社。三菱重工業に新卒で入社した経歴を持つ、ファインディ代表取締役の山田裕一朗が聞き手となり、プロジェクトマネージャーの川口賢太郎さんと、エンジニアの西尾創さんにインタビューを行いました。
デジタルエクスペリエンスデザインへの取り組み背景やエンジニアの組織体制、そして今エンジニアが参画することの面白さや、求めるエンジニア像などについて伺っていきます。
三菱重工業株式会社
インダストリー&社会基盤ドメイン 事業戦略部
デジタライゼーション推進グループ 事業企画チーム 主席チーム統括
川口 賢太郎
大学・大学院で建築デザインを専攻、三菱重工業入社後は建築デザイナーとしてさいたまスーパーアリーナなどを担当。その後、MBAにてアントレプレナーシップファイナンスを専攻、製品開発・事業開発に担当業務を移行する。現在は主席チーム統括としてデジタルエクスペリエンスデザインに取り組んでいる。趣味は忌野清志郎。
三菱重工業株式会社
インダストリー&社会基盤ドメイン 事業戦略部
デジタライゼーション推進グループ 事業企画チーム 上席主任
西尾 創
新卒ではITコンサル系ベンチャーに入社後、4年目に三菱重工業に転職。情報システム系の研究室にて発注管理システムの開発や機械学習の研究、三菱自動車に出向してカーナビの開発を担当。その後、現グループに異動し、IoT領域のリードエンジニアとしてデジタル化に取り組んでいる。趣味は山登り、ロードバイク、ゲーム。
ファインディ株式会社 代表取締役
山田 裕一朗
同志社大学経済学部卒業後、三菱重工業、ボストン コンサルティング グループを経て2010年、創業期のレアジョブ入社。レアジョブでは執行役員として人事、マーケティング、ブラジル事業、三井物産との資本業務提携等を担当。その後、ファインディ株式会社を創業。また、現在もHRBP(ヒューマンリソースビジネスパートナー)としてレアジョブに関わっている。
大手企業にいながら、自ら手を動かせる環境がある
――本日はよろしくお願いします。実は僕自身、三菱重工業に新卒で入社していまして、まさに同じ事業部で企画部門の設備投資担当として働いていました。文系出身ですが、エンジニアと働くところからキャリアをスタートしています。まずは、お二人のご経歴からお伺いしていこうと思うのですが、西尾さんから教えていただけますか?
西尾:
僕は新卒でITコンサル系のベンチャーに入社して、Javaなどを使って生産改善システムを作っていました。ただ、新卒4年目くらいの頃にリーマンショックが起きて、会社がその影響を大きく受けた経緯もあって、三菱重工に転職したんです。
三菱重工に入ってからは、情報システム系の研究室でいろいろとやらせてもらって。PHPのシステムを自分で組んだり、機械学習の研究をしたり。他にもいろいろなシステムを作ったりしてきました。
そういった研究職を7年ほど続けた後、三菱自動車へ出向しまして、そこでは今まで経験したことのないナビの開発という領域に携わり、UIの部分にも触れて勉強になりましたね。その後、また三菱重工に戻ってきて、1年くらい機械学習を用いた分析などを行っていました。その中で、声を掛けていただいて、今の立場になったという感じです。
今の部署では、IoT関連をやりつつ、産業機械から取得したデータをビジュアライズするというところに取り組んでいます。
――ベンチャー企業から三菱重工に転職されて、大きな変化を感じられた部分でいうと、例えばどんなところがありましたか?
西尾:
やっぱり製品がデカいですよね。この会社特有のものだと、飛行機とか船とか、触るものがとにかく大きい。実際に、IoTで繋ぐものを見に行ける機会はそれほど多くないんですけども、実物を見ると「めちゃくちゃデカいなぁ」と。そういうところは、かなりインパクトがありましたね。
――先ほど、IoTで繋いでデータをビジュアライズしていくというお話がありましたが、具体的なプロダクトイメージを教えていただけますか?
西尾:
いわゆる産業機械のダッシュボードと言われるものを作っています。その機械には「プログラマブルロジックコントローラ(PLC)」という、いろいろなセンサーから取得したデータを一挙に吐き出してくれるコントローラーが付いているんです。そのコントローラーからのデータを、エッジデバイスを経由してAWSで受け取って、処理して可視化しています。
表示するのは、生産量や生産速度、機械の稼働率などの生産性、そして機械の異常情報ですね。そういったことをグラフで表示するプロダクトになっています。
――それは、クライアントに納入するサービスに組み込んでいくようなイメージですか?
西尾:
お客さまにも、社内でメンテナンスを担当するサービスマンにも、双方に使ってもらう形になります。サービスマンは、機械の異常情報をもとに、お客さまに問い合わせをして、課題解決をご支援することができます。
お客さまの方では、 生産性を確認して生産計画を改善したり、何らかの異常が起きている場合に三菱重工に簡単に連絡できるようになったり、などといった活用方法がありますね。
――これまで他にも、さまざまなプロダクトに携わられてきたと思うのですが、ソフトウェア側のエンジニアとして関わって、西尾さんが一番面白いと感じるのはどんなところですか?
西尾:
今まで三菱重工では、WebシステムやITシステムを作る時、ほとんど外注していて、自分たちでは実際にプログラムを書いていなかったんですよ。だから、エンジニアにとっては設計ばかりで、あまり面白くない職場だったと思うんですよね。
でも今は、特にこの部署に関して言えば、自分で手を動かして作ったりもできます。そういった環境を今作っている段階でもあるので、良く言えば変なルールも一切なくて。自分たちで良いと思うサービスを使ったり、技術を取り入れたりできるので、そういう意味で面白さを感じられる環境になっているなと思います。
建築デザインのキャリアから一転、デジタル化の推進へ
――それでは続けて、川口さんにもお話をお伺いしたいと思います。これまでのご経歴を簡単に教えてください。
川口:
私は大学・大学院と建築のデザインを学び、キャリアの半分は建築のデザインをやってきました。
以前のことになりますが、三菱重工はゼネコンに機械を納入するだけでなく、三菱重工自身がゼネコンになれないかと挑戦しました。その際に、建築デザイナーや施工管理者がいなかったので、私は最初の建築デザイン担当者として入社しました。
入社してすぐに担当したのが、さいたまスーパーアリーナ。その後も、地方の開閉屋根式ドーム球場や国体のプール施設などを担当しました。
10年ほど続けていたのですが、特殊な建築物のマーケット需要が一巡すると、だんだん活躍できる場が少なくなってきました。これは事業戦略上の課題があるなと感じたものの、事業戦略が何かよくわからなかったので、個人的にMBAに行ってみようと。
MBAに行った後は、社内での職務が建築設計から企画業務に変わって、製品開発の企画や事業開発の企画を担当してきました。
――現在はどのようなことをされているか、経緯を踏まえて教えていただけますか?
川口:
数年前に事業責任者から、「デジタル化を考えろ」というお題が出まして、私たちの小さなチームで考え始めました。
まずは、三菱重工がデジタル化すると良いことがある領域の特定から始めました。三菱重工の機械は、お客さまのもとで20~30年と長く稼働しますから、製品を販売した時点より、製品を販売した後の方が、カスタマーライフタイムバリューが大きくなりえます。
現在の三菱重工はデジタル化が途上で、お客さまからすると、問い合わせや、サービスやパーツ発注などで、時には電話でのやりとりを重ねなくてはいけないところも残っている。そういったペインポイントを解消すれば、サービス領域でのカスタマーライフタイムバリューをもっと向上できるのではないかと考えました。
それをどう実現していくか。システム開発を外注する方法もありましたが、継続的にサービスを強化・改善していかなければならないなと。そのためには内製化する必要があるということで、少ない人数ながら自分たちでエンジニアリングを始めました。
また、社内を見渡してみると、例えばオンプレサーバを立ち上げてシステムをスクラッチで開発して、というのもまだまだあるのですけども、運用段階で人手や費用がかかっている。本来は、サービスの強化や改善にリソースを費やすべきなのに、保守運用にリソースを費やしてしまっています。
保守運用ではなく開発にリソースを割り当て、かつ自分たちで開発していくために、SaaS、aPaaS、PaaS(マネージドサービス)…を活用していく形で、システムアーキテクチャを考えました。
現在は、システムアーキテクチャの大枠のもと、各システムをエンジニアリングしているといった段階です。
――いろいろな大手企業の方とお話してきましたが、内製化の必要性がわかっていてもなかなかできなかったり、おっしゃっている粒度までできていなかったりする会社も多い印象です。これまで畑を変えながらも、どのようにキャッチアップされてきたのでしょうか?
川口:
このデジタル化に取り組む前の小さな取り組みが、現在に繋がっているかなと思います。当時、私たちのチームは交通システム事業を担当していて、製品には自動運転式の交通システムがありました。例えば、ゆりかもめなどがその例です。
その交通システムは時刻表通りに運行するのですが、せっかくの自動運転なので、混んでいたら本数を増やして、空いていたら本数を減らすというオンデマンド運行ができたらいいなと考えました。
それで、乗客の需要を予測して、その需要予測に基づいて運行を最適化するシステムを作ろうと。ITのエンジニアがいない状況で取り組み始めましたが、防衛部門から1人の天才エンジニアを引き抜いて、その人と一緒に作っていきました。
システム構成や、機械学習の活用方法などを試行錯誤して。外注は一切なしで、すべて自分たちで作り上げました。その中で、自分たちでエンジニアリングするからこそ改善・改良を重ねられるといったことや、進めていく時のスピード感であるとか、そういったことを肌感覚として持つことができました。
デジタル化への社内理解も、取り組む課題の1つ
――次に、会社の目指す方向性や、デジタルエクスペリエンスデザインについてお伺いしていきたいと思います。このタイミングで、会社としてデジタル化や内製化に取り組んで行こうと思われている背景について教えてください。
川口:
三菱重工は中期経営計画で、「トリプル・ワン・プロポーション」という目標を掲げています。これは事業規模・資産規模・時価総額の3つを、1対1対1の割合にしていくことを長期的な目標にしています。
現在は、時価総額のプロポーションが小さい状況です。時価総額のプロポーションを大きくしていくために、収益性か成長性かにインパクトのあることをやっていきたい。その中で、私たちは事業の収益性に効くことをやっていこうと考えました。
収益性に効くことの1つとして、製品を販売した後のカスタマーライフタイムバリューの向上に機会があると考え、取り組み始めました。
――川口さんのように自分たちでサービスを作る経験をしているチームもある一方、そうではない部署も多いのではないかと思います。そういった中で、どのように社内理解を深めているのでしょうか。難しさを感じるところがあれば教えてください。
川口:
そこは他社さんと同様に、三菱重工でも課題だと思います。及川卓也さんの書かれていらっしゃるビジネス書の『ソフトウェア・ファースト』などで理解が進むと思うのですが…。今は「そうだね」と言ってもらえる一歩手前かなと思ってます。
なので、プロジェクトマネージャーとしての課題は、私たちの取り組みを社内で理解してもらい、リソースを確保していくことかもしれませんね。
――エンジニアの立場で見て、困っていることや難しさを感じることは何かありますか?
西尾:
大きく2つあるんですが、1つはわりとポジティブな面もあるなと感じていて。まだ立ち上がったばかりの部署で、実際にソフトウェアを作り始めてまだ1年経っていないくらいのチームなので、例えばどういう技術を使うかとか、決めなければいけないことがすごく多い。いろいろ選定する必要があって大変なんですけど、同時に面白いなぁと思いながらやっています。
もう1つは、やはりセキュリティが厳しいのですが、最近の技術とのバランスがとれていないようにも感じます。
川口:
基準類は、かなり昔に骨格ができたものなので、今の時代の技術とマッチしないところが多々あります。社内で使っているシステムも、いずれシフト&リフトしていくでしょうから、クラウドネイティブな基準づくりは全社的な課題になってくるでしょうね。
――とはいえ、我々とのやり取りに今Slackを使えたりしていますよね。やはりそういった導入は全社の中でも早い方なのでしょうか?
西尾:
そうですね。そこは川口さんが新しい技術をどんどん入れてくれるので助かっています。
川口:
必要な手順を踏みながら、最新の技術やサービスを取り入れていっています。おそらく他のIT企業さんが使っている環境と遜色ない環境はできているかなと思います。
西尾:
PCも、会社の選定したものとは別のPCを使わせてもらっているので。会社特有のPCまわりの面倒ごとは回避できていると思いますね。
――エンジニアの環境に関して、しっかりと設備投資されているとお聞きしました。
西尾:
43インチの4Kモニターに、REALFORCEのキーボードで、マウスも自分の好きなものを買ってもらえるんですよ。そこは本当に感動しましたね。環境はすごく良いと思います。こういうところに力を入れているベンチャーも多いと思いますけど、他所に負けないくらい良いんじゃないかなと。
デジタル化が一気に進む中で、モダンな技術選定ができる
――僕が三菱重工に入社した頃は、ITやソフトウェアは会社の中でも周辺領域という位置付けでした。それが今後、より主力な部門になっていくのかなと思うのですが、そのあたりの変化はどのように感じられていますか?
西尾:
個人的には、まだハードがメインだとは思っていますね。あくまで製品を売ってから、それに付随したサービスを頑張っていこうというスタンスは、そんなに変わってないのかなと思っています。
川口:
お客様の課題を、機械や電気や制御等のいわゆるハードだけで解決していくのではなく、ハードとサービスとソフトウェアの掛け算で解決していくのだろうな、という感触がありますね。
――先ほど技術選定に関するお話が挙がっていましたが、そこはエンジニアにとってすごく面白い環境ですよね。
西尾:
そうですね。この部署は柔軟性があって、今はまだ人も少ないですから、好きな技術を選びやすい環境は、ちょっとした大きなベンチャーよりあるかもしれないです。
――新しい技術を取り入れていくにあたって、主にどういった判断が影響していますか?
西尾:
基本的に川口さんの選定が多いですかね。いろんなところで情報を聞いて「これが良さそう」という感じで。
川口:
中学時代は科学部の部長だったり、高校時代はコンピュータ研究会の副会長だったり、根がオタクなんです(笑)。
――川口さんが、どんどん新しい技術を引っ張ってくるような感じなんですね。
西尾:
はい。それで僕も使ってみて、良い感じだったらそのまま使わせてもらって。ローカルで書くプログラムとかだったら、馴染むやつを選んだりとか。その辺は自分で探してきて、使いやすさで選んだりもしています。
――デジタル化が一気に進んでいる段階だからこそ、新しいものを取り入れやすい環境にあるとか、そういった面もありますか?
川口:
Yesです。取り組んでいる領域で既存の重いシステムが走っていることが少ないので。現時点で最良の技術を選ぶことができるというのはあります。
広く開かれたキャリアパスの選択肢、海外と関わる仕事も
――エンジニアのキャリアパスについてもお伺いしたいと思います。例えば、最近では優秀なエンジニアで「将来は事業に関わりたい」と考えている方も増えていますが、そういった部分についてはいかがでしょうか?
川口:
私も最初は建築設計者として入社して、そこからキャリアパスを一変させています。私は個人的にMBAに行きましたけども、会社の制度でMBAに行く同僚もいます。そういった機会を使って、技術サイドからビジネスサイドに移行している人います。
私もその後、IMDというスイスのビジネススクールのエグゼクティブプログラムに会社で行かせてもらっています。社内の多くが技術者ですから、技術サイド・ビジネスサイドに関わらず門戸は広く開かれていて、後はやるかどうかだけです。
現在の取り組みの中でも、デジタルを事業とどう結び付けるかとかというビジネスデザインや、お客さまのペインポイントをどう解決するかとかエクスペリエンスデザイン、そういったところを担う層が薄いです。なので、そういったところは「やってみます」と手を挙げていただければ、ぜひとも任せたいなと。
一生のキャリアにしなくとも、どんどん試してみたら良いと思っていて。まずは3ヶ月間くらい思いきりやってみれば、自分や周囲からも合う・合わないが見えてきますから。まずやってみるという機会は与えられる環境だと思います。
西尾:
一方で、ずっとエンジニアのまま仕事ができる環境でもあると思います。別に皆が管理職にならなくてもいいし、ならなくてもそれなりに給料も上げられる。だから、「ずっと技術に携わっていたい」という人は、そういうキャリアパスも全然ありだと思いますね。
――ちなみに、海外と関わって仕事をするチャンスはどれくらいありますか? というのも、Findyユーザーへのアンケートで、「海外と関わる仕事がしたい」という人が予想以上に多かったんです。
川口:
デジタルを導入する先が海外の事業会社のこともあるので、一緒に仕事をしていく機会があります。あとは、オフショアの開発パートナーと一緒に仕事をしていくケースですね。
それからIoTですと、海外のお客さまのところへ伺って製品をコネクテッド化することもあって、例えば西尾さんはそれでアフリカに2~3週間くらい行っていました。
西尾:
そうですね。ケープタウンとかヨハネスブルグに。
――先ほどお話されていた産業機械のプロジェクトですか?
西尾:
そうです。海外のお客さまも多いので、システムもすべて英語で作る必要がありますし、海外と関わる機会は全然あります。これから取り組む仕事はむしろ、国内よりも海外で使ってもらうシステムを作る方が多いんじゃないかと思いますね。
エンジニアに求めるのは「基礎力とラーニングとアウトプット」
ーー今のエンジニアチームは何人くらいで、今後どれくらいの規模にしていく想定なのでしょうか?
川口:
現在10人ほどです。なるべく早い時期に、2-3倍の規模にしていきたいと考えています。
――これからチームの規模を拡大していくにあたって、どういうエンジニアに来て欲しいと考えていますか?
西尾:
僕は主体性を持って各々やってくれる方がいいかなと思っています。実際のところ、こちらからのお願いも、「これを調べてください」とか「こんな感じのものを作ってください」といったざっくりした内容になります。
開発ソフトウェアも会社で決まったものがあるわけではないので、自分で好きなものを選定してもらって、最終的に良いものが出来るのであれば、途中経過は今のところ好きなようにやってもらっていいかなと思っています。
むしろ、良いものがあったら皆に知らせてもらいたいので、そういうところで主体的に探したり見つけたりできる人の方が良いなと思いますね。
――お話を聞いていると、大手企業の方と喋っている感覚がないくらいですね(笑)。
西尾:
そうですね(笑)。僕もこのチームに入って仕事をした時に、そう思いました。
――それでは最後に、川口さんからもどういったエンジニアを求めているか教えてください。
川口:
西尾と重なる部分がありますが、その手前のこととして、基礎的な技術力が重要だと思っています。例えばデータウェアハウス構築でも、最新のアーキテクチャを知ってるよりもSQLの基礎的な能力に依存するところも大きいですから、基礎的な能力が高いかどうかは大切かなと思っています。
2つ目としては、新しいサービスやシステムを使っていくので、そういったところをどんどん学習して取り入れていってくれる方が合うと思っています。
3つ目は、まだまだ若いチームなので、チームの皆に影響を与えるような形で、自らアウトプットしていける方が理想だと考えています。基礎力とラーニングとアウトプット、この3つが求めるポイントかなと思います。
――川口さん、西尾さん、本日はありがとうございました!