株式会社キャンサースキャン
https://cancerscan.jp/ミッション
「人と社会を健康に」というミッションを掲げている、株式会社キャンサースキャン。同社は、毎年約42兆円もの医療費支払いを担う日本の健康保険の保険者向けに、マーケティング機能やデータ分析ツールを提供している。
少子高齢化社会が進む日本において、日本の医療費は年々伸び続けこのままでは日本の健康保険制度は崩壊しかねない危機的な状況にある。医療費の削減は待ったなしだ。
そこで医療費を削減する最重要の施策と考えられているのが“予防”だ。そのために不可欠なのが、定期的な健康診断と、その結果に対する医療機関の受診や保健指導等のフォローアップである。
住民を確実に毎年健診に誘導し、その結果に基づいたフォローアップを実行してもらうためには、膨大なヘルスデータの迅速な解析に基づいた緻密なマーケティング戦略を要する。しかし、自治体職員である保健師は約28,000人と被保険者1,250人に1人の割合しかおらず、こうした最先端の技術の習得やキメの細かい実行が不可能であるのが現実だ。
ここに、ビッグデータ解析とそれに基づくマーケティング戦略、コミュニケーション開発のアウトソーシングニーズが生じており、
同社が“マーケティング×テクノロジー”の力で応えているのである。全国約1,700自治体の現在700程の自治体とやり取りをし、同社は、日本の保健・医療制度を維持するキーファクターの1つとなるだろう。
ビジョン
日本には、世界最高水準の幅広い医療サービスに簡単にアクセスできる素晴らしい制度と環境が整っています。しかし、40-74歳の日本人の約半分が健康診断を受けず、また、1,000万人を超える「糖尿病が強く疑われる人々」の約30%が糖尿病の治療を行っていません。このような、「適切な医療サービスが適切なタイミングで十分に活用されていない実態」は、日本の医療費高騰に抑制の目途が立たないことの原因のひとつであるとも考えられ、日本の予防医療が抱える最大の課題となっています。
私たちはこの問題を、日本人の健康リテラシーの問題として捉えるのではなく、行動変容にまつわるフリクション(摩擦)、つまり、「行動を妨げる物理的・精神的な負荷」が高すぎることによって生じている問題だと捉えています。
健康に関する基本的な知識がないことが、正しい行動の妨げになっていることもあると思います。しかし、健康関連の情報がちまたにあふれる今日では、膨大な情報の中から自分の行動変容のきっかけにすべき情報だけを選別し、覚えておくことがとても難しくなっています。
「健診ってどうやって予約すればいいんだっけ?」
「この症状はどんな病院に行けばいいの?」
「このくらいのコレステロール値ならまだ病院にいくほどじゃないって聞いたような…」
忙しい毎日を送っていると、小さな疑問や不確かな情報の積み重なりがフリクションとなり、健康のための行動はどんどん後回しになっていきます。
キャンサースキャンは、科学とデータとテクノロジーの手を借りながら、それぞれの対象に最適化されたコミュニケーションや仕組みをつくり、届けることで、行動変容の妨げとなるフリクションをなくすことに全力を注いでいます。そして、それが人と社会を健康にするための、最も有効な方法のひとつだと信じています。
利用技術
- Python
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- JavaScript
- Flask
- Django
- Pytorch
- Google Cloud
- AWS
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- CircleCI
- GitHub Actions
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- Notion
- Asana
- Miro
- Google Workspace
基本情報
本社 | 東京都品川区西五反田1-3-8 五反田PLACE 2F | ||||
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事業内容 | 健診受診率向上事業 / 生活習慣病重症化予防事業 / 後期高齢者向け予防医療事業 / 医療費分析事業 / コンソーシアム型疾患啓発事業 / 調査研究事業 等 | ||||
設立年月 | 2008年11月 | 代表者 | 福吉 潤 |