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入社半年で再転職を決意。「数年後が想像できない」状態からTISで成長実感を得るまで

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ファインディ編集部

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「せっかく転職したのに、数年後も働いているイメージが持てない」──。キャリアの軸が十分に整理されないまま転職すると、入社後に違和感を抱くこともあります。

2025年12月にTIS株式会社へ入社した後藤優弥さんは、開発へのAI活用を推進する専門部署に所属し、事業部門と連携しながら全社横断でプロジェクトに取り組んでいます。一方で前職では、想定していた業務とのギャップや身に付けたい技術との乖離に悩み、入社から約半年で転職を決意しました。

そうした状況で転機となったのが、Findyの担当コンサルタントとの対話です。自身の経験を棚卸ししながら強みや伸びしろを整理することで、「どう成長したいのか」「どんな環境であれば叶うのか」という軸が見えてきたといいます。

担当コンサルタントとの対話で見えてきた自身の現在地や、事業会社志望からの転換点、現在の環境で得られている成長実感を紹介します。

転職活動時の開発経験、保有資格(抜粋)

  • Java / JavaScript / Salesforce(Apex) / PLSQL
  • 基本情報技術者試験

「このままでいいのか」入社半年で転職を決意した理由

― 転職を決意した背景を教えてください。

今回が2度目の転職で、前職では2025年3月から大手保険会社グループのSIerで働いていました。その前に新卒で入社したのはSESを中心としたSIerで、担当工程が終わると次のプロジェクトへ移るといった働き方だったため、次は一気通貫で関わりたいという思いがありました。

一方で、前職では実際に働く中で目指すキャリアとのズレを感じるようになりました。新卒で入社した会社ではJavaで開発していましたが、前職ではCOBOLでの開発が中心で、今後のキャリアを考えると、AWSやAI活用といったモダンな技術領域を習得したいと考えるようになったんです。

また、入社時には「COBOLからJavaへのマイグレーションプロジェクトに携われる」と聞いていましたが、そのプロジェクトの開始が数年先になることが入社後にわかり、想定していた業務とのギャップを感じるようになりました。こうした背景から、入社から半年ほど経った頃に転職を考えるようになりました。

― 入社から1年以内での転職は慎重になる人もいると思います。その時、どのような思いがありましたか。

当時は、この会社で数年後も働いている自分を想像できずに悩んでいました。私にとって、技術を学ぶモチベーションは「楽しい」「ワクワクする」と思えるかどうかが大きいのですが、前職ではその感覚を持てずにいたんです。

入社から半年での転職活動は厳しい戦いになるという自覚はあり、迷いもありました。それでも、このまま数年過ごすより、早い段階で環境を変えたほうが自分の人生にプラスになると思い、再び転職することを決めました。

「自分の歩幅でいいんだ」担当コンサルタントとの対話で視野が広がる

― 転職を考え始めた頃、ご自身の“市場価値”について、どのように捉えていましたか。

当時は、自分の市場価値はかなり低いと捉えていました。ただ、転職活動中はFindyの担当コンサルタントの方と何度も面談させてもらったことで、自分の視野が大きく広がりました。多い時は週に3回ほどお話しさせてもらい、「自分は何ができて、何が足りないのか」を一つひとつ整理していったんです。その過程で、これまで当たり前だと思っていた経験の中にも、実は評価されるポイントがあると気づきました。

例えば、要件定義から開発、運用まで一気通貫で関わった経験や、後輩育成やチームの取りまとめといったリーダー経験は、自分が思っていた以上に評価されるとわかりました。一方で、テックリードのような立場を目指す上では、ReactやAWSなどのモダンな技術領域のキャッチアップが不足しており、今後の伸びしろだと捉えるようになりました。

― 担当コンサルタントとのやりとりの中で、印象に残っていることはありますか。

最初の面談で「後藤さんの歩幅で一緒に走っていきましょう」と言ってもらったことが印象に残っています。前回の転職活動では、担当エージェントの方に意思決定を急かされるような場面もあったのですが、今回の転職活動では、対話を通して「自分のペースでキャリアを考えていいんだ」と思えるようになりました。

事業会社志望からの転換。見えてきた「モダンな技術を学び続けたい」軸

― 転職を考え始めた当初は、どのような企業を志望していましたか。

当初は、できるだけエンドユーザーに近い立場で開発に関わりたいという思いから、事業会社のエンジニアを志望していました。しかし実際に転職活動をする中で、事業会社では、特定の言語やフレームワークを用いた開発経験が求められるケースが多いと感じました。

そうした中で、特定の言語や技術に集中するよりも、様々なプロジェクトに関わる中で幅広い技術を習得していくほうが、自分には合っているのではないかと考えるようになりました。改めてSIerの求人を見ていくと、AI活用に注力していたり、モダンな技術を扱っていたりする企業やポジションも多く、「SIerの中にも様々な選択肢がある」と気づいたんです。

技術は日々進化していくものなので、その時々のモダンな技術を習得しながら成長できる環境として、技術志向の強いSIerという選択肢を改めて視野に入れるようになりました。

― 面接では、どのようなことをアピールしていましたか。

技術面については不足していると感じていたため、そこを無理に強く打ち出すのではなく、これまでシステムエンジニアとしてどのように価値を発揮してきたかを伝えるようにしていました。具体的には、後進育成やチームの取りまとめ、円滑にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めてきた経験などをアピールしていました。

― 転職理由については、どのように伝えていましたか。

「もともと携わりたかったマイグレーション業務がすぐにできない状況になり、スキルアップし続けたい自分にとっては、ギャップを感じる環境だった」と正直にお伝えしていました。その上で、転職先ではその成長意欲を生かして組織やお客さまに貢献したいとアピールしていました。また、新卒で入社した会社には7年近く在籍していたため、その点も含めて総合的に見ていただいた印象です。

内定先は2社とも魅力的。決め手は「どちらでより成長できるか」

― 今回の転職活動では他の技術志向の強いSIerでも内定が出ていたそうですね。最終的にTISへの転職を決めた理由を教えてください。

どちらの企業に入社するかについてはすごく悩み、担当コンサルタントの方とも相談して決めました。もう一方の企業はAI活用の面で先進的な取り組みをしており、その点に魅力を感じていたんです。その上で「自分はどちらの環境でより成長できそうか」という観点で整理していきました。

私の場合、AI領域に挑戦したいという思いはありましたが、それだけに特化するのではなく、より幅広い技術や知識を身に付けたいと考えていました。こうした点から、自分にはTISのほうが合っているのではないかと考え、入社を決めています。TISの選考では、様々な領域のエンジニアが活躍していると聞いており、扱う技術の幅をどんどん広げていきたい自分にとって適した環境だと感じました。

― そうしたプロセスを経て、現在はどのような部署で働かれていますか。

現在は専門部署に所属しながら、事業部門が主管するプロジェクトにエンジニアとして参画し、プロジェクトの技術面をリードする役目を担っています。事業部門が収集したお客さまのニーズを基に、技術面では自分の部署がけん引しながら、一緒に開発を進めていくイメージです。

具体的には、プロジェクトにおける生成AIツールの適用率をさらに高めるべく、テックリードのような立場で、Claude Codeなどのコーディングツールを開発に取り入れる取り組みを行っています。まだ自分をテックリードだと言い切れる段階ではありませんが、その方向に向かって経験を積めている手応えがあります。

― 「エンジニアとして成長し続けたい」という思いがある中、入社前に得たいと考えていたスキルは、実際に身に付けられていますか。

はい。特にAI活用の領域については、着実に身に付いていると感じています。プロジェクトの中で手を動かす機会が多く、学んだ内容を事業部に説明する機会もあるため、インプットとアウトプットのサイクルを回せている感覚があります。加えて、社内外の技術発表会や研修など、会社として学ぶ機会を用意してもらえる点も大きいです。

大切なのは「数年後の自分を想像できるか」という視点

― 転職活動を振り返って、どのようなことを感じていますか。

今回の転職理由にもつながるのですが、企業の表面的な情報だけでなく、「その会社で数年後の自分を具体的に想像できるか」をしっかり考えることが大事だと感じます。加えて、「その会社で今の自分の技術力がどの程度通用するのか」「さらに技術力を伸ばせる環境なのか」といった点も重要だと思います。

― そうした点は、どのように見極められると思いますか。

今回の転職活動では、Findyの担当コンサルタントの方との面談を通して整理することができました。「この会社ではこういうスキルが伸ばせる」「今のあなたにはここに伸びしろがある」といった点を率直に教えてもらったことで、前回の転職活動と比べて高い解像度で選考に臨めたと感じています。

振り返ると、求人票やカジュアル面談だけでは見えない企業の一面も多くありました。良い面だけでなく、自分にとっては懸念点になる部分も含めて共有してもらったことは、意思決定において大きな助けになりました。

― 最後に、転職を迷っているエンジニアの方にメッセージをお願いします。

まずは一度、数年後にどんな自分になっていたいのか、入社前に思い描いていたことを実現できそうかを考えてみるといいと思います。私自身、それを考えた結果、転職という選択をしました。

もし転職するかについて迷っているのであれば、一人で抱え込まずに誰かに話してみることも大事だと思います。私の場合はFindyの担当コンサルタントの方に話を聞いてもらい、自分がどんな強みを持っているのか、どのように成長したいのかを整理できました。こうしたサービスがある世の中なので、迷いながらであっても一歩踏み出してみてほしいですね。

― 後藤さん、お話ありがとうございました。

※本記事の内容は、2026年5月12日時点のものです。

「数年後の自分」を想像するには、まずは対話から

「次の転職で身に付けるべきスキル」といった情報があふれる中、自分の強みや現在地、どんな時にやりがいを感じるのかといった視点が後回しになってしまうこともあります。そうした状態では、「数年後にどんなエンジニアになっていたいか」もイメージしづらくなります。

Findyのコンサルタントとの面談では、これまでの経験を整理しながら、「どのように成長したいのか」「どんな環境であれば叶うのか」を一緒に言語化していきます。転職するかどうかの結論を急ぐ必要はありません。まずは一度、対話を通してキャリアの解像度を上げてみませんか。



取材・執筆:大場みのり