OSSで世界と戦うには。ccusageの舞台裏のトップ画像

OSSで世界と戦うには。ccusageの舞台裏

投稿日時:
ryoppippiのアイコン

Rork / Founding Engineer

ryoppippi

Xアカウントリンク
本記事では、2026年2月26日に開催されたオンラインイベント「技術選定を突き詰める Online Conference ――逆境を乗り越える意思決定プロセス」内のセッション「OSSで世界と戦うには - ccusageの舞台裏」の内容をお届けします。

同セッションでは、Claude Codeの利用状況を可視化するCLIツール「ccusage」を題材に、個人開発のスピード感や、広まり方の偶然と必然、そして技術選定とOSS運用の考え方をお話いただきました。ぜひ本編のアーカイブ動画とあわせてご覧ください。


ryoppippi:「OSSで世界と戦うには」と題して、ccusageの舞台裏についてお話しします。技術的なことに加えて、どう広まっていったかというソフト面も含めてご紹介します。

私はRorkのロンドンオフィスで、Founding Engineerとして働いています。ccusageの作者でもあり、日本ではvim-jpやSvelte Japanのコミュニティでも活動しています。

ccusageとは何か

ccusageは「Maxプランでこんなに得している」とニヤニヤするためのCLIツールだと、私は説明しています[1]。基本的にはClaude Codeのためのツールとして作りました。

Claude Codeの使い方は大きく2つあります。1つはMaxプランやProプランのように、一定金額で利用上限を引き上げて使う方法です。もう1つはAPIによる従量課金で、上限なく使った分だけ支払う方法です。

ccusageは、MaxプランではなくAPI従量課金で使った場合に、いくら使っていたかを算出するためのツールです。例えばある日は1日で55ドル相当を使っていて、別の日は70ドル相当を使っていることがわかります。私は200ドルのMaxプランなので、3日か4日で元が取れてしまう計算になります。

ryoppippi_1.png

表示はdaily、weekly、monthlyの単位でまとめられるようにしています。そうやって、200ドルしか払っていないのにこれだけ使っているのだとわかって、ニヤニヤするためのジョークツールとして作りました。

現在(2026年2月時点)、GitHubのスターは1万を超えて、もうすぐ11,000スターに到達しそうなところです。去年の5月に公開して8〜9カ月で1万スターまで伸びて、9月頃に一度減速しつつも今も伸び続けています。

個人でここまで伸びたOSSは自分の中でも珍しくて、とても嬉しいです。多くの方に使っていただけていることに感謝しています。

ccusage star history.png

ccusageができるまでとバズの立ち上がり

5月29日 3時間で作って公開した

ccusageができた発端は昨年の5月29日です。Claude CodeがGAになって公開されたのが5月22日頃[2]で、その少し後の出来事でした。

私の知り合いのミロさんが、トークン使用量をSQL的に集計できるという内容をXに投稿されていました。

この記事のつづきを読もう
新規登録/ログインしたらできること
  • すべての記事を制限なく閲覧可能
  • 限定イベントに参加できます
  • GitHub連携でスキルを可視化
ログイン
アカウントをお持ちでない方はこちらから新規登録