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【#も読】情報通信白書 / Wi-Fi QRコード仕様 / Chromiumのテキスト描画 / Plurality(@windhole)

投稿日時:2025/04/03 03:00
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株式会社Helpfeel / フリーランスtech編集者

風穴 江

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「あの人も読んでる」略して「も読」。さまざまな寄稿者が最近気になった情報や話題をシェアする企画です。他のテックな人たちがどんな情報を追っているのか、ちょっと覗いてみませんか?


こんにちは。風穴(かざあな)です。

F1もMLBも開幕して、忙しくなってきました。今年のF1は、コンストラクターズタイトル争いが面白そうです。今年からF1デビューとなる新人が5人いるので、それぞれの適応力がどうなのかも興味深いところ。

それでは、最近読んで良かったコンテンツ(の一部)を紹介します。

情報通信白書

令和6年版情報通信白書

総務省が毎年発行している、日本の「情報通信に関する現状報告」をまとめたドキュメント。様々な統計情報とサマリの集合体です。何となく思っている自分の感覚を補正するために、定期的に統計情報を見るようにしています。

いろんな形式で入手可能ですが、検索したりLLMで活用したい場合は、PDFの「全体版」の一択でしょう。毎年7月上旬に発行されているので、それまではこの「令和6年版」が最新です。

Wi-Fi QRコード仕様

Wi-Fi QRコード仕様のメモ

記事の冒頭に「どこ探しても公式仕様が見あたらなかった。。」と書かれていますが、まったくその通り! 一時期、私も探していたのですが、見つけられず諦めてました。

この記事は、Zennの「Scraps」で書かれています。最初の投稿は2021年8月で、それから少しずつ追記されて、最新の追記は2024年7月。実に3年に渡って追いかけています。すごい。

1つ1つはちょっとしたメモなのですが、公開して残してくれたことで誰かの役に立つこともある。まさにその好例です。

Chromiumのテキスト描画

Chromiumはテキストをどのように描画しているのか

「n月刊ラムダノート Vol.5, No.1(2025)」(発行:ラムダノート)に掲載されている、佐藤可奈留さん(canalun)の記事です。24ページと小ぶりですが、Webブラウザがやっていることの一端を知ることができて大変面白かったです。

2025年2月に開催された「フロントエンドチョットデキル 2025」というイベントで、canalunさんが「なおしてあそぼスペシャル ブラウザのバグをなおしてみよう!」という発表をされていました。それを現地で拝見し、あまりの面白さにその場でXアカウントをフォロー。3月になって、n月刊ラムダノートに寄稿したとツイートされていたので、さっそく入手して読んでみた次第。

イベントで人を知って、その人からコンテンツを知る、という今どきの流れです。「フロントエンドチョットデキル 2025」に参加して本当に良かったです。

Plurality

SingularityではなくPluralityという未来

サイボウズ・ラボの西尾さん(@nishio)による「Plurality」の解説動画。「未踏会議2025」懇親会のLT発表。この懇親会は、未踏関係者しか参加できないので、記録・公開していただけたのは大変ありがたいです。

「Plurality」(プルラリティ)は、今後10数年のうちに誰もが知ることになる言葉、概念だと、個人的には考えています。人間社会をmanageしていくシステムとして、テクノロジーを駆使した最適解だと思うので。

2025年5月に翻訳本「PLURALITY(プルラリティ) 協働テクノロジーと民主主義の未来」が刊行予定。その本を手に取る前の予習としても、この6分の動画を見ることをお勧めします。

しゃべりが早口すぎて付いていけない……という場合は、YouTubeの再生速度を0.75倍でお試しあれ。実際にやってみましたが、声質などは大きく変わらず(ピッチコントロールされている)、まったく違和感がありませんでした。YouTubeすごい(その速度で淀みなく話し続ける西尾さんもすごい!)。


コンテンツを制作、公開してくださった皆さん、本当にありがとうございます!