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【最新調査レポートを一部公開】AIにかけてる金額は?エンジニアが注目する企業は?

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ファインディ編集部

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Findyでは2025年11月に「エンジニアのキャリア・AIに関するアンケート」調査を実施しました。

この記事では、毎回多くの方に反響をいただく内容を抜粋して、その内容をお伝えさせていただきます。
なお、調査レポートの全文は、Findy内の「メディア」ページからご覧いただけます。このブログで触れていない内容もたくさんありますので、ぜひご覧ください!

エンジニアが使っているコーディングAIランキング(2025年・冬)

まず、2025年のエンジニアリング業界といえば、Coding Agentの利用が爆発的に普及した1年でした。昨年から利用が活発だったGitHub Copilotに加えて、Claude CodeやCodex, AWS Kiro など新たなツールが登場した結果、2025年初冬時点でのエンジニアの利用率は以下のようになりました。

2-2_エンジニアのAI活用状況 | Coding Agentの活用状況_1200x630.jpg

結果は、引き続きGitHub Copilotの利用率が高いものの、 今年5月にリリースされたばかりのClaude CodeがCopilotにひけをとらない利用率 となっています。

利用率ではこの2つが群を抜いて高いものの、GitHub Copilotについては 「以前は使っていたがやめた」 という声も最も集まっており、1年後に同じ調査を行った場合、さらに勢力図が塗り変わっている可能性も高そうです。

ちなみに、利用しているAIツールには「所属している企業規模」によっても傾向があり、大企業やSIerに所属されている方ほど「Copilot」の利用率が高く、ベンチャー企業にお勤めの方やフリーランスの方は「Claude Code」の利用率が高いという結果が出ていました。

2-3_エンジニアのAI活用状況 | 最も利用頻度の高いCoding Agent_1200x630.jpg

最近だと大企業でもClaude CodeやCodexを導入しているというケースもちらほら耳にするようになりました。この辺は、継続的に確認していくとトレンドの変化が見えてくるかもしれません。

また、今回の調査では、他にも「AIを使って成果は出ているのか」や「AIが出てきたことで逆に困っていることは何か(”AI疲れ”してないか)」といったテーマについても触れています。AI活用でお悩み中の方はぜひチェックしてみてください!

ここだけの話、「みんな生成AIにいくら課金してる?」

続いては、皆さん気になる「お金の話」です。

Findyでは、毎回の調査で 「生成AIに個人で課金している金額」 を伺っています。過去の調査結果を簡単にご紹介すると、

  • 2025年3月: 課金率 44.6% 課金額の平均 およそ3,000円(月あたり)
  • 2025年6月: 課金率 47.1% 課金額の平均 5,776円(月あたり)

という結果でした。

なお、「課金率」はアンケート回答者のうち、個人で生成AIに課金している人の割合を指し、「課金額の平均」は「課金している」人のうちの1ヵ月あたりの金額の平均を示しています。課金額0円の場合は平均の算出に含めていません。

今回の調査も同じ項目を聞いてみたところ、ちょっとびっくりする結果が返ってきました。

2-7_エンジニアのAI活用状況 | 個人でのAIへの課金額_1200x630.jpg

2-8_エンジニアのAI活用状況 | 個人でのAIへの課金額の推移_1200x630.jpg

課金率については前回から僅かに増えた程度だった一方、 課金額の平均は今年の3月と比較するとおよそ3倍にまで増えており 、個人でのAI活用が進んでいる現状が見えてきました。

調査レポートの中では、「具体的に何のツールに課金しているのか」といった結果も記載していますが、やはり1つ前のトピックでお話しした “新たなコーディングAI”を使ってみる動きも、課金額の上昇に影響していそうです。

技術ブログや登壇資料が見られている「企業」には"意外な"あの企業が

最後に、毎回多くの方から反響をいただく「⚫︎⚫︎な企業」についても触れさせていただきます。

今回は 「働いてみたい企業」「最新技術のキャッチアップのためにブログや資料を参考にしている企業」 の2つの項目について、アンケートでエンジニアの皆さんの声を集めました。

まず「働いてみたい企業」についてご紹介すると、多くのエンジニアから票を集めたのは以下の企業でした。
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サイバーエージェントやDeNA、リクルートといったメガベンチャーから、LayerXやログラスなど新進気鋭のベンチャー企業、トヨタ自動車グループや任天堂のような大企業まで、満遍なく様々な企業で「働いてみたい」という声が上がっていました。

とはいえ、このランキングで声が上がる企業の顔ぶれは1年前からそこまで大きく変わっておらず、特にAIがフォーカスされがちだったこの1年ではあったものの、働く側から見た企業のブランドイメージはそこまで大きく変わっていないのかもしれません。


併せてもう一つのランキングもご紹介しましょう。以下は、今回初めて取得してみた「技術発信を参考にしている企業」のランキングです。
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「働いてみたい企業」にも掲載させていただいた企業に加えて、松尾研究所やUbieなど、AI関連での取り組みに積極的な企業を推す声が強かったのも、こちらのランキングの特徴です。

ちなみに、日本企業群の左下にある「タワーズ・クエスト」さん、聞き馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、『テスト駆動開発』など最新技術の発信で著名な和田卓人さん(t-wadaさん )が代表を務められている会社で、改めて t-wadaさんの影響力を感じさせられる結果となりました(”企業”として扱うか迷いましたが、他の大企業と同じくらい票が入っていたため、法人として掲載させていただきました)


なお、上記はあくまでアンケートでの結果であり、一つの参考指標としてお楽しみいただけますようお願いいたします
(アンケートという仕様上、どうしても売上や知名度が高い企業が上位になりがちです。Findyでは、今回掲載出来なかった企業の魅力についても様々発信していきたいと思っていますので、ぜひFindyメディアをご覧ください!)

他にもこんなテーマを扱っています

この記事では、最新の調査レポートの中の一部を抜粋してご紹介しました。レポートでは他にも

  • AI活用が盛んな企業ほど、社員の会社への満足度も高くなりがち?!
  • AIを入れたけど、実は⚫︎⚫︎のプロセスは逆に非効率になってるかも
  • 社内のAI活用が進まない理由。⚫︎⚫︎に課題を感じる人が多い
  • ぶっちゃけ、この変化の激しい時代に転職するのって迷わなかった?

といったテーマでのアンケート回答もご紹介しています。
ぜひ他のエンジニアがどんなことを考えているのか、探ってみてください!