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【自己分析編③】自己分析の手順 価値観・キャリアビジョンの考え方

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ファインディ株式会社

Findy ユーザーサクセスチーム

「何から始めよう」「どこまでやればいいんだろう」——「エンジニア転職ガイド」は、転職準備から書類作成、面接、オファー、退職・入社までを、エンジニアキャリアのプロの視点で解説するシリーズです。順番に読むことも、気になる記事から読むこともできる内容になっていますので、ぜひご活用ください。

本記事は、エンジニア転職ガイド『自己分析編』(全4回)の第3回として、価値観とキャリアビジョンを言語化する手順(STEP4〜5)と、自己分析を進める際の注意点を解説します。自己分析が必要な理由や、スキル・経験の棚卸し手順(STEP1〜3)は、以下の2つの記事をご覧ください。

【自己分析編①】自己分析が必要な3つの理由とは?

【自己分析編②】スキルと経験を棚卸しする3ステップ

📌 この記事でわかること

・スキルの棚卸しに加えて「やりがい・働き方・キャリアの方向性」まで整理することで、転職先選びの軸が立体的になる

・キャリアビジョンは長期→中期→短期の順で逆算することで、今の転職先に何を求めるかが具体的に見えてくる

 

価値観とキャリアビジョンを言語化しよう

自己分析の進め方ステップ

※本記事ではSTEP4〜5を扱います

STEP1「できること」を洗い出す

STEP2「やってきたこと」を整理する

STEP3「プロセス」をエピソード化する

STEP4価値観を言語化する本記事

STEP5キャリアビジョンを言語化する本記事

スキルや経験の棚卸しができたら、次に取り組みたいのが価値観とキャリアビジョンの言語化です。自分がやりがいを感じる業務や、力を発揮しやすい働き方、今後目指したいキャリアの方向性を明確にすることで、転職先で求める条件や役割が具体化していきます。

 

STEP4:スキル以外の観点から自身の価値観を整理しよう

技術スキルだけでなく、仕事に対する価値観を明確にすることで、自己分析の内容も立体的になります。ここでは、価値観を整理する際に意識したいポイントを解説します。

やりがいや達成感を感じる業務

まず、これまでどのような業務にやりがいや達成感を感じたかを整理してみましょう。技術的な難易度の高い課題に向き合った時なのか、チームで成果を出せた時なのか、あるいは事業やユーザーへの貢献を実感できた場面なのかを具体的に思い出してみましょう。

こうして、自分がモチベーションを感じやすい業務を把握することで、転職先に求める環境や役割も明確になります。

自分に合った働き方

続いて、働き方の観点から自分に合う環境を整理しましょう。リモートワークの可否や裁量の大きさ、意思決定のスピード感など、どのような条件下で力を発揮しやすいのかを振り返ることが大切です。

こうした働き方の軸を明確にしておくと、入社後のギャップやミスマッチ防止につながります。

今後目指していきたいキャリアの方向性

そのうえで、今後どのようなキャリアを目指したいのかも整理してみましょう。すでに方向性が見えている人もいれば、棚卸しを進めるなかで少しずつ輪郭がはっきりしてくる人もいます。

Findyでは、エンジニアの主要な志向性として「スペシャリスト志向」「プロダクト志向」「マネジメント志向」の3つがあると考えています。それぞれの特徴は【はじめに】エンジニアの転職活動は何から始める? 必要な準備と基礎知識で紹介しています。

ここで考えたいのは、どれか1つを選ぶことではなく、自分のなかでの比重です。実際には複数の志向をあわせ持つ人がほとんどで、そのバランスも時期によって変わっていきます。今の自分はどの方向にどれくらいの重みを置きたいのかを、自分の言葉で表してみましょう。

この比重がはっきりすると、求人票を見たときに「この役割は自分の方向性と合っているか」を判断しやすくなり、転職先選びや面接での説明にも一貫性が生まれます。

 

STEP5:これまでを踏まえて、将来的なキャリアビジョンを決めよう

これまでに整理してきたスキルや経験、価値観を踏まえ、将来的に目指したいキャリアビジョンを描いていきます。

キャリアビジョンは経験を重ねるなかで変わっていくものですが、今の時点でいったん言葉にしておくと、転職先に何を求めるのかがはっきりして、企業選びの判断がしやすくなります。

まずは長期的なゴールを置き、そこから中期・短期へと落とし込んでいきましょう。今どのような経験を積むべきかが見えてきます。

長期(5年以上)で描くキャリアイメージ

まずは長期的な視点から、どのようなエンジニアとして活躍したいのかをイメージします。特定分野のスペシャリストとして専門性を発揮するのか、組織や事業を支える立場を目指すのかなど、大きな方向性を頭に描いておくと、キャリア選択の軸がぶれにくくなります。

中期(3〜5年後)に挑戦したいこと

そこから中期へと視野を移し、長期的に描いた理想のキャリアを実現するために、3〜5年後にどのような役割やポジションを目指すのかを考えます。専門性を深めるのか、マネジメントやプロジェクトリードに挑戦するのかなど、キャリアの広げ方を具体的に描くことがポイントです。

短期(1〜2年後)に目指したい姿

最後に、長期・中期で目指したい姿を実現するために、次の転職先でどのような経験を積み、どんな形で貢献したいのかを具体的に考えます。

例えば、新しい環境で身につけたいスキルや担当したい業務、改善したい働き方などを明確にすると、転職先に求める条件や役割がはっきりします。

💡 キャリアのプロからのワンポイントアドバイス

自己分析はスキル整理ではなく、価値観の言語化です。特に「転職先候補の企業や、目指すキャリアの方向性に沿った価値観」を整理することが重要です。

方向性が定まらないまま自己分析を始めると、振り返る対象が広がりすぎて整理しきれなくなります。「Webサービス企業でプロダクト開発に関わりたい」「今よりチームを動かす立場に近づきたい」といったように、まずは仮でいいので目指す方向を1つ置いてみてください。

その方向に照らして、現職での経験やモヤモヤ、成果、役割を振り返ります。こうすることで価値観が言語化され、企業が求めるものにつながる自己分析ができます。

 

エンジニアが自己分析を進める際の注意点

自己分析は、転職活動の軸を定めるうえで欠かせないプロセスですが、進め方によっては、十分に生かしきれないこともあります。

特にエンジニアの場合、スキルや経験に意識が向きやすく、そこで止まってしまうこともあるかもしれません。ここでは、エンジニアが自己分析を進める際に意識しておきたい注意点について解説します。

自己分析の注意点

1自己分析と転職活動の目的を意識する

2技術スキル以外も棚卸しする

3転職市場を把握しておく

 

「自己分析を何のために行うか」「転職活動の目的は何か」を常に意識する

自己分析は「自分を知る」だけで終わらず、自分に合う企業を選ぶこと、そして応募先企業に自分の強みや経験をどう伝えるかを明確にするためのプロセスでもあります。テーマや目的を持たずに進めてしまうと、方向性が定まらず、企業に伝わりにくい内容になってしまうこともあります。

だからこそ、次の2つを軸に自己分析を進めていきましょう。

  • 転職活動の目的:自分の強みや経験を最大限生かせる企業を見つけること
  • 応募先企業の視点:自社の事業成長や課題解決に一緒に取り組めるエンジニアと出会いたいと考えていること

この2つを意識することで、応募先企業の課題に対して自分がどのように貢献し、活躍していけるかを整理しやすくなり、面接での説得力も高まります。

 

技術スキルだけに偏らない

エンジニアの自己分析は、プログラミング言語やツールなどの技術スキルに意識が偏りがちです。しかし、転職活動では、そのスキルを使ってプロジェクトにどのような貢献をしたのかが重要視される傾向にあります。

技術的な成果に加えて、「プロジェクトでどのような課題に関わったか」「チームや事業にどのように貢献したか」「成果の再現性はあるか」といった観点からも振り返ってみましょう。技術と成果、チームや事業への影響をセットで整理することで、より実践的な自己分析になります。

 

自分のスキルや経験の市場価値を把握しておく

IT業界は技術トレンドの移り変わりが早く、スキルの需要や価値も時間とともに変化します。そのため自己分析を行う際は、自分のスキルや経験を転職市場の評価軸と照らし合わせて確認することが大切です。

最近では、カジュアル面談や他社エンジニア比較などのほかに、Findyの「スキル偏差値」のように、自身の技術力を相対的に可視化できるサービスもあります。こうした客観的な指標を活用することで、思い込みに頼らない自己分析につながるでしょう。

 

転職するタイミングも含めて考える

自己分析は、転職先を選ぶためだけでなく、転職するタイミングを判断するためにも役立ちます。

現職で関わっている案件の状況や、自分が実現したいキャリアが現職では叶えられないものなのかを振り返り、今が転職のタイミングなのかをあらためて考えてみましょう。

また、転職市場の動向や技術トレンドといった外部環境にも目を向けてみましょう。求人数が増えている時期なのか、自分が求めているスキルがエンジニア市場でも必要とされているのか。自分の成長フェーズと市場のニーズを照らし合わせることで、焦らず、納得感のあるタイミングで転職を進めやすくなります。

💡 キャリアのプロからのワンポイントアドバイス

自己分析をする際は直近2〜3年以内の経験に絞るのがおすすめです。それ以前の経験は、現在の業務や技術トレンドと状況が変わっていることも多く、そのまま自己分析の軸にすると内容がぶれやすくなります。また、過去の経験が転職先でも同様に発揮できるかという再現性を意識することも大事です。

その他にも、複数の成果があると優先順位をつけられず、結果的に不明瞭な自己分析になってしまうこともあるかと思います。そういった場合は、応募先の企業の事業課題と照らし合わせて、現職で関わったプロジェクトの中から、その企業に伝わりやすい成果を選ぶようにしましょう。

 

自己分析の進め方に迷ったら、キャリアのプロに相談するという選択肢も!

価値観やキャリアビジョンの言語化は、スキルの棚卸しと比べて「どこまでやったらいいのかわからない」「納得感があまりない」と感じる方も多いと思います。そういったときにおすすめなのが、エンジニアに特化したキャリア・転職支援サービス「Findy」です。

Findyには、専門的な技術・知識を持ち、企業の情報にも精通したユーザーサクセスメンバーがいるので、求人紹介や選考対策はもちろん、「まずはキャリアを整理したい」「壁打ち相手が欲しい」といった場面でも、希望に応じて活用できるのが特徴です。

気になった方は、無料で利用できる「ユーザーサクセス面談」でお気軽にご相談ください。

 

まとめ

自己分析はスキルの整理だけで終わりではありません。やりがいや働き方の好み、目指すキャリアの方向性まで言語化することで、転職先に求める条件が具体化され、企業選びに一貫性が生まれます

価値観やキャリアビジョンに「正解」はなく、転職活動を進める中で少しずつ解像度が上がっていくものです。まずは「どんな場面で力を発揮できたか」「どんな仕事が楽しかったか」を振り返ることから始めてみましょう。

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監修者

中村 弘平

Kohei Nakamura|ユーザーサクセス マネージャー

これまでにキャリアアドバイザー、組み込みエンジニア、ITコンサル企業の共同創業者・人事統括と、複数のフィールドを経験。共同創業した金融特化のITコンサル企業では、経営に携わりながらエンジニアの中途採用に従事した後、2023年10月にファインディ株式会社へJoin。エンジニア・人事・キャリアアドバイザー、そして経営・採用と多角的な視点を生かして、これまでに累計2,000名以上のエンジニアと面談をしてきた。現在はユーザーサクセスチームのマネージャーとして、エンジニア一人ひとりのキャリア支援に取り組んでいる。

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