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【自己分析編②】自己分析の手順 経験・スキルの棚卸し

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ファインディ株式会社

Findy ユーザーサクセスチーム

「何から始めよう」「どこまでやればいいんだろう」——「エンジニア転職ガイド」は、転職準備から書類作成、面接、オファー、退職・入社までを、エンジニアキャリアのプロの視点で解説するシリーズです。順番に読むことも、気になる記事から読むこともできる内容になっていますので、ぜひご活用ください。

本記事は、エンジニア転職ガイド『自己分析編』(全4回)の第2回として、経験・スキルの棚卸しの具体的な手順(STEP1〜3)を解説します。自己分析が必要な理由や、価値観・キャリアビジョンの言語化は、以下の2つの記事をご覧ください。

【自己分析編①】自己分析が必要な3つの理由とは?

【自己分析編③】自己分析の手順 価値観・キャリアビジョンの考え方

📌 この記事でわかること

・スキルは「使える技術の一覧」で終わらせない。技術と成果をセットで整理することで、自分が活躍していた領域や、強みを発揮していた領域が明確になる

・キャリアの棚卸しは「何をしたか」だけでなく「なぜ成果につながったか」「どう再現できるか」まで言語化することで、面接での説得力につながる

 

転職成功につながる自己分析の方法

自己分析の進め方ステップ

※本記事ではSTEP1〜3を扱います

STEP1「できること」を洗い出す本記事

STEP2「やってきたこと」を整理する本記事

STEP3「プロセス」をエピソード化する本記事

STEP4価値観を言語化する

STEP5キャリアビジョンを言語化する

自己分析の重要性を理解しても「具体的に何から始めればいいのかわからない」と感じる人は多いのではないでしょうか。エンジニアの自己分析では、技術スキルに加えてビジネススキルの棚卸しも欠かせません。特に近年は、AIの発達によりコーディング作業の一部が自動化されつつあり、開発力だけでなく、周囲と連携しながら成果を出せるかどうかや、AIを使いこなしながら課題解決できるかが求められる傾向にあります。

より良い転職活動にしていくために押さえておきたい自己分析の方法を、STEP1〜3で見ていきましょう。

 

STEP1:スキルを整理して「今の自分にできること」を把握しよう

まず、自分が身につけてきたスキルを、技術スキルとビジネススキルに分けて客観的に棚卸ししていきます。スキルを整理する際は、「定量」と「定性」両方の観点で進めていきましょう。

技術スキルについては、「Javaが使える」といった抽象的な表現で終わらせず、その技術を使って何を実現してきたのか、どのような成果(例えば、売上貢献、コスト削減など)につながったのかまで深掘りしましょう。技術と実績を紐づけて整理することで、自分が活躍していた領域や、強みを発揮していた領域が明確になります。

あわせて、PMスキルやマネジメントなどビジネススキルも整理しておくことで、転職後にチームの一員として発揮できる強みや貢献の幅をより立体的にとらえられるでしょう。単にスキルを一覧にするのではなく、技術と成果をセットで振り返ることを意識してください。

ここからは、技術スキル/ビジネススキルそれぞれの棚卸し方法を見ていきましょう。

技術スキルの棚卸し方法

技術スキルの棚卸しでは、これまでに扱ってきた技術を分野ごとに整理し、「どのレベルで、何ができるのか」「どの程度の成果につながったのか」まで具体化することが重要です。

特に技術スキルは定量的な情報が大事なので、例えば「改善した処理速度」「開発期間の短縮率」「担当した機能数」「プロジェクト規模」などの数値で表せる情報があると、スキルや経験の具体性が伝わりやすくなります。

プログラミング言語やフレームワークについては、単に使用経験があるかだけでなく、実務でどのような開発に使ってきたのかを振り返ります。あわせて、開発環境やツール、データベース、インフラ・クラウドなど、業務で日常的に触れてきた技術も整理しましょう。また、要件定義や設計といった上流工程の経験がある場合は、どの工程にどの程度関わっていたのかを明確にしておくこともポイントです。技術分野ごとに経験と実績を結びつけて整理することで、自分の強みや得意領域が見えやすくなります。

ビジネススキルの棚卸し方法

エンジニアの仕事は、周囲との連携も欠かせません。業務を通じて発揮したビジネススキルの棚卸しを行い、チームの一員として柔軟に対応できる姿勢を見せましょう。

例えば、PMスキルとして進捗管理や顧客折衝、会議の進行、ファシリテーション、プロジェクト内の調整業務などに関わった経験があれば、具体的な役割や成果を振り返りましょう。

また、チーム内外とのやり取りを通じて培ったコミュニケーション能力や、メンバーやタスクをまとめるマネジメント能力も重要な要素です。ほかにも、課題を整理して解決に導く問題解決力、必要な情報を自ら集めて活用する情報収集力、仕様や方針をわかりやすく伝えるプレゼンテーション能力なども、エンジニアとしての活躍を支えるビジネススキルといえます。

次は、これらのスキルを発揮してきたプロジェクトや業務の中身を、時系列で振り返っていきましょう。

 

STEP2:キャリアを振り返って「これまでやってきたこと」を整理しよう

次に、これまでのキャリアを時系列で振り返り、関わってきたプロジェクトや業務内容を整理します。この時、評価や感想などを加えず、「いつ・どこで・何を担当したのか」といった事実ベースで洗い出すことがポイントです。

各プロジェクトを振り返るときは、次の3つの観点で書き出してみましょう

これまで関わってきたプロジェクト・チームでの役割

まずは、これまでに関わってきたプロジェクトやチームを時系列で整理し、それぞれの中で自分がどのような役割を担っていたのかを書き出します。

整理する項目

・開発段階(新規開発か既存システムの改修か)

・チームの規模

・ポジション(メンバー/リーダー/サブリーダーなど)

・具体的にどのような役割を担っていたのか

このように、新規開発か既存システムの改修か、チームの規模、ポジション(メンバー/リーダー/サブリーダーなど)を明確にすると、経験の全体像が把握しやすくなります。エンジニアの場合、同じ「リーダー」という肩書きでも、技術選定まで担っているケース、進捗管理が中心のケース、設計レビューやコードレビューを担うケースなど、実際に行っている業務は企業ごとに大きく異なることが多いので、実際に担っていた役割の内容についても整理しておきましょう。

プロジェクトの中で発揮された技術やビジネススキル

次に、各プロジェクトで実際に使った技術や、発揮したビジネススキルを整理します。

プログラミングや設計などの技術面だけでなく、進捗管理、調整業務、顧客や他部署とのコミュニケーションなど、業務の中で求められた役割を具体的に振り返ることが大切です。

成果につながった経験や工夫したポイント

最後に、プロジェクトを通じて得られた成果や、周囲に貢献できたポイントを整理します。数値で示せる成果があれば記入しながら、「なぜうまくいったのか」「どの行動が成果につながったのか」を振り返ることで、今後の自己PRにつながる材料を見つけやすくなります。

 

STEP3:棚卸しした内容を、具体的なエピソードにまとめよう

これまでに整理したキャリアやスキルをもとに、成果や自分の貢献を具体的なエピソードとして言語化していきましょう。

重要なのは、「何をしたか」だけで終わらせず、その行動がどのような結果につながったのか、それを、新しい職場でどのように再現できるのかまで整理することです。

エピソードをまとめる際に意識したいポイントを見ていきましょう。

エピソード化で押さえる3つの観点

① 課題企業やプロジェクトにあった課題

② 行動課題に対して自分が取った行動

③ 成果+再現性行動で生まれた成果と、ほかの環境でも再現できるか

この3つの観点を使って、ここでは2つの場面を振り返ってみましょう。

自分が力を発揮できた場面

これまでの業務で、自分が特に力を発揮できたと感じる場面を振り返り、具体的なエピソードとして整理します。その際、「企業やプロジェクトのどのような課題があり」「それに対してどんな行動を取り」「どういった成果につながったのか」を明確にすると、内容に説得力が生まれます。

その際には可能な限り、成果を数値で表現することも重要です。例えば開発期間の短縮率や改善件数、対応した案件数など、客観的に伝えられる指標を盛り込むと、貢献度がより伝わりやすくなります。

別の企業でも同じような成果を再現できるか(再現性)は、面接でも触れられることが多いです。このような視点で整理しておくと面接時にプレゼンがしやすくなるでしょう。

課題や困難をどう乗り越えたのか

エピソードをまとめる際は、成果だけでなく、トラブルや想定外の事態に対して、どのように状況を整理し、どんな工夫や判断を行ったのかを振り返ります。課題解決の過程を具体的に言語化することで、問題解決力や対応力、周囲との連携の取り方が伝わりやすくなります。

結果だけでなく「考え方」や「行動プロセス」を整理しておくと、面接での深掘り質問にも対応しやすくなるでしょう。

STEP4~5、価値観とキャリアビジョンを言語化する手順や自己分析の注意点が気になる方は【自己分析編③】自己分析の手順 価値観・キャリアビジョンの考え方をご覧ください。

 

自己分析の進め方に迷ったら、キャリアのプロに相談するという選択肢も!

経験・スキルの棚卸し方法について解説してきましたが、何をどこまで深掘りすればいいかは、個人のキャリアや応募先企業によって変わってきます。

そういったときにおすすめなのが、エンジニアに特化したキャリア・転職支援サービス「Findy」です。

Findyには、専門的な技術・知識を持ち、企業の情報にも精通したユーザーサクセスメンバーがいるので、求人紹介や選考対策はもちろん、「まずはキャリアを整理したい」「壁打ち相手が欲しい」といった場面でも、希望に応じて活用できるのが特徴です。

気になった方は、無料で利用できる「ユーザーサクセス面談」でお気軽にご相談ください。

 

まとめ

スキルや経験の棚卸しは、持っている技術を一覧にするだけでは不十分です。技術と成果を結びつけて整理し、「なぜ成果につながったのか」「別の環境でも再現できるのか」まで言語化することで、はじめて面接で使える材料になります。

1度に完璧にまとめようとする必要はありません。プロジェクトを1つずつ丁寧に振り返って、面接で語れる自分の強みを少しずつ言語化していきましょう。

「エンジニア転職ガイド」の記事一覧はこちら

監修者

中村 弘平

Kohei Nakamura|ユーザーサクセス マネージャー

これまでにキャリアアドバイザー、組み込みエンジニア、ITコンサル企業の共同創業者・人事統括と、複数のフィールドを経験。共同創業した金融特化のITコンサル企業では、経営に携わりながらエンジニアの中途採用に従事した後、2023年10月にファインディ株式会社へJoin。エンジニア・人事・キャリアアドバイザー、そして経営・採用と多角的な視点を生かして、これまでに累計2,000名以上のエンジニアと面談をしてきた。現在はユーザーサクセスチームのマネージャーとして、エンジニア一人ひとりのキャリア支援に取り組んでいる。

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