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【#も読】技術リーダーシップのための14のヒント(@isaoshimizu)

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株式会社MIXI / みてね事業本部 みてねプラットフォーム部 部長

清水 勲

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「あの人も読んでる」略して「も読」。さまざまな寄稿者が最近気になった情報や話題をシェアする企画です。他のテックな人たちがどんな情報を追っているのか、ちょっと覗いてみませんか?


こんにちは。今回はオライリー・ジャパン社から出版された「技術リーダーシップのための14のヒント」を読んだので紹介をしていきたいと思います。この書籍は13名のリーダーによって14個のリーダーシップをテーマにしたエッセイが書かれています。それらのエッセイの中から厳選して、特に私が共感した内容を取り上げます。この書籍はオライリー・ジャパンのサイトから無料でダウンロードして読むことができるので、ぜひ多くの方に読んでいただければと思います。

「言いにくいな」と思ったときこそ発言する(第1章 関 将俊さんのエッセイより)

ミーティングの中で自分が疑問に思ったことを言葉にするのが面倒だったり、もしかしたら勘違いかもしれないと思ったりして発言に至らないというのはよくあるのではないでしょうか。同じように疑問を感じているミーティングのメンバーが他にもいるかもしれません。ミーティングが終わってから「あー、あの時発言しておけばよかった」と後悔することがあります。

ミーティング後にSlackなどのチャットツールであとから発言することもありますが、ミーティングの中で同期的に発言しておくほうが、参加者全員の意見を得られやすいですし、素早く疑問を解消できます。心理的安全性が整った環境であれば勇気を持って発言するほうが良い結果をもたらすと思いますが、そうではない場合は「面倒なことを言っているな」と思われてしまうかもしれません。言いにくいことを言える勇気と決断が組織の成功につながり、それには心理的安全性が必要であると強く感じる内容でした。

1人で抱え込んでいる仕事を減らす(第2章 永瀬 美穂さんのエッセイより)

リーダーシップはチームの中でお互いに発揮できるものであり、リーダーは仕事を抱え込まず権限を移譲することがチームや事業の成長を促すことにつながります。仕事の成果を自分の手柄でもなく、他人の手柄でもなく、チームの手柄とするというのは大事な視点です。

組織のリーダーが兼務によって多忙になるというのをよく見かけます。兼務になる前にリーダーは権限を移譲し、適切な業務量と最小限のコンテキストスイッチにおいて、スピード感をもって仕事を行うのが大切だと考えています。権限を移譲することを恐れず、もし失敗したときにもリカバリーできるように整えておくことの大事さを改めて感じさせる内容でした。

無理をして採用をしない(第10章 吉羽 龍太郎さんのエッセイより)

組織のリーダーは採用と常に向き合っていく必要があります。採用においては、期待値通りの採用ができたと思えることがとても重要です。働き始めてからミスマッチに気づくのではお互いが不幸になってしまいます。技術力だけでなく、多角的な面で候補者を見るというのは、多くの時間や労力をかけることになるかもしれませんが、避けては通れないプロセスでしょう。

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