「あの人も読んでる」略して「も読」。さまざまな寄稿者が最近気になった情報や話題をシェアする企画です。他のテックな人たちがどんな情報を追っているのか、ちょっと覗いてみませんか?
こんにちは。今回はオライリー・ジャパン社から出版された「技術リーダーシップのための14のヒント」を読んだので紹介をしていきたいと思います。この書籍は13名のリーダーによって14個のリーダーシップをテーマにしたエッセイが書かれています。それらのエッセイの中から厳選して、特に私が共感した内容を取り上げます。この書籍はオライリー・ジャパンのサイトから無料でダウンロードして読むことができるので、ぜひ多くの方に読んでいただければと思います。
「言いにくいな」と思ったときこそ発言する(第1章 関 将俊さんのエッセイより)
ミーティングの中で自分が疑問に思ったことを言葉にするのが面倒だったり、もしかしたら勘違いかもしれないと思ったりして発言に至らないというのはよくあるのではないでしょうか。同じように疑問を感じているミーティングのメンバーが他にもいるかもしれません。ミーティングが終わってから「あー、あの時発言しておけばよかった」と後悔することがあります。
ミーティング後にSlackなどのチャットツールであとから発言することもありますが、ミーティングの中で同期的に発言しておくほうが、参加者全員の意見を得られやすいですし、素早く疑問を解消できます。心理的安全性が整った環境であれば勇気を持って発言するほうが良い結果をもたらすと思いますが、そうではない場合は「面倒なことを言っているな」と思われてしまうかもしれません。言いにくいことを言える勇気と決断が組織の成功につながり、それには心理的安全性が必要であると強く感じる内容でした。