【コーディングテスト編①】コーディングテストの概要と形式のトップ画像

【コーディングテスト編①】コーディングテストの概要と形式

投稿日時:
Findy ユーザーサクセスチームのアイコン

ファインディ株式会社

Findy ユーザーサクセスチーム

「何から始めよう」「どこまでやればいいんだろう」——「エンジニア転職ガイド」は、転職準備から書類作成、面接、オファー、退職・入社までを、エンジニアキャリアのプロの視点で解説するシリーズです。順番に読むことも、気になる記事から読むこともできる内容になっていますので、ぜひご活用ください。

本記事は、エンジニア転職ガイド『コーディングテスト編』(全3回)の第1回として、コーディングテストの概要と主なテスト形式を解説します。テスト当日の流れや評価基準、具体的な対策方法は、以下の記事をご覧ください。

【コーディングテスト編②】コーディングテストの流れと評価基準

【コーディングテスト編③】コーディングテストの対策と準備

📌 本記事でわかること

・コーディングテストは技術力だけでなく“思考プロセスの言語化”や“問題把握能力”も評価対象。正解を出すだけでなく、どう考えて実装したかを伝えることが重要

・形式は対面/オンライン/持ち帰りの3種類。企業によって重視するポイントが異なるため、事前に形式と難易度を確認しておくと対策しやすい

 

コーディングテストとは?

IT業界の転職では、書類選考や面接のほかに、エンジニアとしてのスキルを確かめるコーディングテストが実施されることがあります。コーディングテストはプログラミングテストやコーディング面接とも呼ばれ、技術的なスキルを実際のコードで確認するテストです。ひとくちにコーディングテストといっても、企業によって方式は異なります。

 

企業がコーディングテストを実施する目的

コーディングテストでは、応募者のコーディングスキルや知識、経験が問われます。技術的な能力は履歴書や職務経歴書だけでは判断しにくく、実際にコードを書いてもらうことで問題解決能力やプログラミングスキルを確認できるのがポイントです。同時に、応募者の問題把握能力や、コード内容・意思決定を言語化する力といった、実務に近いスキルも確認できます。

企業にとっては、求めている開発スキルや処理速度を実際の業務前に把握できるテストといえます。技術的なミスマッチを事前に防げる点も、コーディングテストを取り入れる目的のひとつです。

 

コーディングテストは選考プロセスのどこで実施される?

コーディングテストは書類選考通過後〜一次面接の間のタイミングで実施されるケースが多く見られます。面接ではこれまでの経験を口頭で確認しつつ、あわせて技術的なスキルを測るためにコーディングテストが実施されるという位置づけです。

特にITエンジニアの転職では、即戦力や成長力が重視されます。応募者がどの程度のスキルを保有しているのか、企業側が求めるスキルに到達しているのかを、選考の早い段階で確かめる意図があります。

 

コーディングテストの実施方法

コーディングテストの実施方法は、大きく分けると対面とオンラインの2種類があります。さらに細かく分けると、電話やメールで実施される場合もあり、方法は企業によって異なります。特に近年は、オンラインプラットフォームを利用した方法が主流です。

対面形式は、面接官の前で実際にコードを書き、その場で口頭で説明する方式です。応募先がどのようなテスト方式を採用しているか、事前に確認しておくと安心です。

試験の難易度は、独学で解けるレベルのものから、高度な知識やスキルが求められるものまで幅広くあります。最近では、より実践的で抽象度の高いお題が主流になってきています。過去問を公開している企業もあるため、事前にテストの難易度を確認しておくと対策の方針が立てやすくなります。

💡 キャリアのプロからのワンポイントアドバイス

実際の選考では、コードの正確性だけでなく「どのように問題を理解したのか」「どのような設計意図で実装したのか」「その判断を説明できるか」といった、具体的な思考プロセスを見ている企業が多いです。コーディングテストは、単に正解を出すテストというよりも、“どのように考えて実装するエンジニアなのか”を伝える機会でもあると意識しておきましょう。

 

コーディングテストの主なテスト形式と企業側が特に見ているポイント

コーディングテストにはいくつかの形式があり、企業ごとに見ているポイントも異なります。まずは主な3つの形式の特徴を押さえておきましょう。

コーディングテストで見られるポイント

実務レベルの技術力とコードの正確性
問題把握能力と解決までのアプローチ
思考プロセスや設計意図の言語化

 

対面形式(オフライン形式)

試験会場で、実際にコードを書く方式です。アルゴリズムに関するテストや、4択形式で基礎知識を問う問題などが出題されます。応募者は紙やホワイトボードを用いてコーディングし、コード作成後は、コードの説明や面接官からの質疑応答が行われます。

対面形式では、どのようなプロセスで問題を解決するのかという能力をリアルタイムで見られるのが特徴です。同時に、自分の思考プロセスや処理内容を口頭で説明する力も問われます。論理的な思考性に加え、コミュニケーション能力も評価される形式といえるでしょう。

 

オンライン形式

主にライブコーディング形式(ロープレ、ペアプロ、モブプロ)などで、オンラインプラットフォームを用いて応募者が自宅で問題に取り組みます。オンラインプラットフォームの代表的なものには、LeetCode、HackerRank、Hirerooなどが挙げられます。

オンライン形式のメリットは、応募者が自宅にいながらテストに取り組めることです。一方、企業側にとっては、限られた時間でどれだけパフォーマンスを発揮できるかを見極めるポイントになります。近年では、書いたコードをオンラインで口頭で説明する、対面形式の要素を取り入れたテストも採用されています。

 

持ち帰り形式

持ち帰り形式は、企業側から課されたプロジェクトを、応募者が一定期間内に完了させる形式です。アルゴリズム問題だけでなく、実際のプロジェクトの一部を切り出した課題が出されるケースが増えており、実務に近い形での課題設定が行われる傾向があります。

持ち帰り形式では、企業側は応募者の実務能力や時間管理能力に着目しています。複雑なプロジェクトに対して、どのくらいの時間を費やし、どのような技術力や発想を用いているかも確認されます。時間の猶予がある一方で、アウトプットの質や完成度が問われる形式です。

💡 キャリアのプロからのワンポイントアドバイス

コーディングテストは、企業によって重視する点や合格ラインが異なります。自分ができることを丁寧に積み重ね、取り組む姿勢を示すことが大切です。どの形式でも、自分の意思決定プロセスを説明する方法を事前にシミュレーションしておきましょう。

課題に取り組む過程で疑問や気になる点が出てきた際は、適宜質問して認識をすり合わせることも大切です。多くの場合、質問は受け付けてもらえるため、明記されていない点は早めに確認しておくと安心です。現職の都合で期限内の提出が難しいときも、早めに連絡しておきましょう。

近年では、AIツールの活用を前提としたテストも実施されています。この場合は、AIの使用意図やコードを選択した背景を説明できるようにしておくと安心です。事前にAIをどのように使うのかをシミュレーションしておきましょう。

 

コーディングテスト対策で不安があれば、キャリアのプロに相談するという選択肢も!

コーディングテストの技術的な内容は企業によって大きく異なります。「どう確認すればいいかわからない」「思考プロセスの伝え方を練習したい」「最近の傾向を知りたい」といった場合は、エンジニアに特化したキャリア・転職支援サービス「Findy」への相談もおすすめです。

Findyには、専門的な技術・知識を持ち、企業の情報にも精通したユーザーサクセスメンバーがいるので、求人紹介や選考対策はもちろん、「まずはキャリアを整理したい」「壁打ち相手がほしい」といった場面でも、希望に応じて活用できるのが特徴です。

気になった方は、無料で利用できる「ユーザーサクセス面談」でお気軽にご相談ください。

 

まとめ

コーディングテストは、技術力だけでなく思考プロセスの言語化や問題把握能力も評価対象です。正解を出すことと同じくらい、どう考えて実装したかを説明できることが重要になります。形式や難易度は企業によって異なるため、事前に傾向を把握しておくことが対策の第一歩です。

「エンジニア転職ガイド」の記事一覧はこちら

監修者

中村 弘平

Kohei Nakamura|ユーザーサクセス マネージャー

これまでにキャリアアドバイザー、組み込みエンジニア、ITコンサル企業の共同創業者・人事統括と、複数のフィールドを経験。共同創業した金融特化のITコンサル企業では、経営に携わりながらエンジニアの中途採用に従事した後、2023年10月にファインディ株式会社へJoin。エンジニア・人事・キャリアアドバイザー、そして経営・採用と多角的な視点を生かして、これまでに累計2,000名以上のエンジニアと面談をしてきた。現在はユーザーサクセスチームのマネージャーとして、エンジニア一人ひとりのキャリア支援に取り組んでいる。

0
0