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城倉弘樹さん──誰かの役に立ってることが、僕には大事

LINE(現・LINEヤフー株式会社)の大規模サービスは「Verda」と呼ばれるプライベートクラウドで構築されている。そのVerdaの、ネットワークシステムを支えるソフトウェアの開発を、シニアエンジニアとしてリードしている。

高校までは、プロを目指して、生活のすべてを賭けて硬式テニスに打ち込んでいた。その夢が破れて、一念発起。大学に入ってから本格的に始めたプログラミングにのめり込んでいく。

「忘れもしない『ハッカージャパン』のnmapの作者の特集で『これに新しいスキャン方法を追加するのが、僕の楽しみなんだ』と作者の人が言っていて、それを見てカッケーと思って」

以来、ネットワークプログラミングに傾倒。プログラミングを始めて数年ながら、「セキュリティキャンプ」「サイボウズ・ラボユース」「未踏」と、高いレベルを求めてチャレンジを重ねていった。

テニスで全国大会に出られるまで打ち込んだことと、ソフトウェアエンジニアとして活躍の場を広げていったことに、学びという観点で共通点や似ている点はあるのだろうか?

「そうですね、反復練習だと思います。体力と反復練習」 「プログラミングを始めた頃、そんなに多くの人がそうじゃないなと思ったのは、取り組む時間(の長さ)でした」

「僕は、かなり早く起きて、みんなより早く始めて……というのがあったんですけど、それはやっぱり、スポーツで培ったことだったかなと思いますね」

「遅くにコンピュータ始めたとはいえ、反復練習に耐えられるようになっていれば、反復練習を楽しめるようになっていたら、やっぱり得意になるまでは、後はもう時間の問題だと信じて」

本格的にプログラミングを始めてから、およそ10年。続けるために大事にしていることは?

「⾃分が楽しいだけじゃなくて、誰かの役に⽴ってることを認識するのが、僕にとっては重要だったんです」

「そうじゃないと、⾃分の精神⼒で継続しなくてはいけなくて、僕がそれをできるかはちょっと分からなかったですね」

(了)

取材・執筆・文責:Ko Kazaana
編集・制作:Findy Engineer Lab編集部

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